コミュニケーション変革をクリエイティブで実現する株式会社アマナ(本社:東京都品川区、代表取締役社長 兼 グループCEO 進藤博信、以下「アマナ」)は、この度、アート写真雑誌『IMA』vol.39(2023年春夏号)「特集:混迷する世界を駆ける若き才能」を刊行しました。
『IMA』vol.39では、混迷する世界を駆けるいま注目すべき気鋭の写真家を紹介します。
私たちは先人や歴史といった過去から学ぶ一方で、既成概念にとらわれていない未来の世代に教わることも多くあります。世界は常にアップデートされ、日々、想像を遥かに超える物語が紡がれているため、まっさらな視点からでなければ読み解けないこともままあるからです。
IMAでは創刊以来、卓越した若い才能を探し、その視座に着目してきました。そうして更新され続ける新進フォトグラファーのリストに名を連ねる、写真家たちの作品を地図代わりに、混沌とした世界を歩いてきた実感があります。
今号で取り上げる作家たちは、これからの写真のあり方をも再定義していく力を秘めた存在として、私たちの固定化した価値観に揺さぶりをかけてくる強者揃いです。ポーランドの厳格な学校生活の経験から教育の重要性を問うカロリナ・ウォイタス、移民たちの記憶と対話を繰り返すことで再現するフェリペ・ロメロ・ベルトラン、人工物を通して目に見えない概念が与える影響を探究する宮田恵理子ら、12名の作家を取り上げています。
そのほか「インド写真の新潮流」として、きらびやかな色合いや雑踏といった、いわゆるステレオタイプなインドとは違い、複雑な社会や自身のルーツに向き合う6名のインド人写真家の作品をフィーチャーしました。また、本誌の後半には、2022年、23年間にわたり制作された作品を収録した写真集『American Polychronic』を刊行したロー・エスリッジのインタヴューを掲載。さらに今回特別付録として、KYOTOGRAPHIEのメインプログラムのひとつであり、ケリングによる「ウーマン・イン・モーション」の活動の一環として開催された石内都と頭山ゆう紀による二人展、A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama「透視する窓辺」展のスペシャルブックレットが差し込まれています。
▼目次より
特集:混迷する世界を駆ける若き才能
Karolina Wojtas カロリナ・ウォイタス
Shi Yan シ・ヤン
Zuzana Pustaiova ズザナ・ プスタイオヴァ
Felipe Romero Beltran フェリペ・ロメロ・ベルトラン
Fion Hung フィオン・ハン
Eriko Miyata 宮田恵理子
Linn Phyllis Seeger リン・フィリス・ゼーガー
Hanna Moon ハンナ・ムーン
Nhu Xuan Hua ヌー・スアン・ファ
Diego Moreno ディエゴ・モレノ
INTERVIEW_1 カロリナ・ウォイタス
創造力を育む、理想的な学校の姿を求めて
インタヴュー・文=IMA
境界線上に存在する者たち
インタヴュー・文=ジョージ・キング
INTERVIEW_3 リン・フィリス・ゼーガー
リアルと仮想空間を行き来するこれからの写真
インタヴュー・文=IMA
ESSAY
無限に広がる私たちのリアリティ
文=ジョアナ・クロスウェル
その他の企画
インド写真の新潮流を探して
アビシェック・ケイデイカー/バハラ・シッカ/カヴィ・プジャーラ/
デヴァシシュ・ガウア/ヤシュナ・カウル/ミラージ
インタヴュー アンシカ・ヴァルマ インド現代写真をとりまく環境
インタヴュー・文=IMA
若手作家による2020年代のベスト写真集
グウェン・リー/アマンダ・マドックス/IMA編集部
ロー・エスリッジ American Polychronic
イメージを自在に操る予測不能なマジック
インタヴュー・文=須々田美和
特別付録:
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023
A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama
「透視する窓辺」
With the support of KERINGʼS WOMEN IN MOTION
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『IMA』 vol.39 「特集:混迷する世界を駆ける若き才能」
2023 年 4 月 29 日発売/販売価格:3,300 円+税/204 ⾴/サイズ:297×225mm/重量:900g/制 作年:2023
Jp: https://imaonline.jp/imaproject/ima_magazine/vol39/
En: https://imaonline.jp/en/imamagazine/vol39.html
配信元企業:株式会社アマナ
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