オールスタッフプロデュース ミュージカル『ピエタ』が、5月18日(木) に俳優座劇場で開幕。初日公演に先駆けて公開ゲネプロおよび取材会が行われた。

『ピエタ』は浅田次郎による短編小説が原作で、ミケランジェロの“ピエタ像”になぞらえ描く娘と母の愛憎と葛藤の物語。主人公の友子(娘)役は梅田彩佳、幼かった友子を捨て、自分の人生を求めた母・千代子役は高泉淳子が務める。そして物語のキーマンとなる、友子の婚約者リー・イン(A/B)役で伊藤裕一と神田恭兵、友子の祖父・ミケランジェロ役で畠中洋が出演する。

梅田は「ピエタへの出演が決まって、初めて台本を読んだ時は原作の本からこんなに膨らんだミュージカルができるのだと、純粋にドキドキしながら最後には涙をするぐらい感動したので自分が出演できるのが嬉しかったです。同時に自分がこの役ができるのかというプレッシャーもありましたが、お稽古が始まった頃からただただ母親役の高泉さんに着いていく一心で一緒にやらせていただいています」とコメント。

また高泉は「浅田次郎さんの作品はもとから好きでしたが、観る人によって感じ方が変わる作品だと思っています。最初はこの作品をミュージカルでやることに驚きましたが、原作では見えない時間や人物像がより深く描かれていて、今までにないミュージカルができているなと感じています。音楽も踊りも素晴らしくて、この作品を支えてくれていると思うので注目してください。初共演の梅田さんは初めて会った時から歌がすごく良いと思っていて、毎回その瞬間に生まれているセリフで芝居をしていて、とても刺激を受けています」と本作の魅力について語った。

本作は5月24日(水) まで同所で上演される。

梅田彩佳 コメント

ピエタへの出演が決まって、初めて台本を読んだ時は原作の本からこんなに膨らんだミュージカルができるのだと、純粋にドキドキしながら最後には涙をするぐらい感動したので自分が出演できるのが嬉しかったです。同時に自分がこの役ができるのかというプレッシャーもありましたが、お稽古が始まった頃からただただ母親役の高泉さんに着いていく一心で一緒にやらせていただいています。
初日を迎えられて、お客様には一瞬たりとも見逃さないで欲しいほど欲しいほど、キャスト13人全員が突っ走って生き抜いていく姿を感じていただきたいです。劇場でお待ちしております。

■高泉淳子 コメント

浅田次郎さんの作品はもとから好きでしたが、観る人によって感じ方が変わる作品だと思っています。最初はこの作品をミュージカルでやることに驚きましたが、原作では見えない時間や人物像がより深く描かれていて、今までにないミュージカルができているなと感じています。音楽も踊りも素晴らしくて、この作品を支えてくれていると思うので注目してください。初共演の梅田さんは初めて会った時から歌がすごく良いと思っていて、毎回その瞬間に生まれているセリフで芝居をしていて、とても刺激を受けています。
読者が初めて本のページを開くようなワクワクを感じてもらえたら。母親の世代や娘の世代、いろんな方に観ていただきたいです。

■伊藤裕一 コメント

企画書・スタッフ・キャストの名前を拝見した時から、今日の日の成功が見えていました。この作品は絶対うまくいくだろうなということをその瞬間に感じたので、今日まで心配なくやってくることができました。
台本を読んだ時から友子の話だと感じていたので、本当は友子から目を離してほしくないのですが、カンパニーキャストと呼ばれる6人が、早替えに、コーラスにと信じられないくらいいろんな役で出てきます。すべての人が全力疾走で駆け抜けて作品を創り上げている姿はエモーショナルだなと思うので、そんな部分にも注目していただけたら嬉しいです。

■神田恭兵 コメント

この作品、このスタッフ・キャストのメンバーが集まれたことにワクワクが止まりません。
オリジナルミュージカルの特徴の一つが音楽だと思うのですが、音楽が加わることでものすごく世界観が変わる瞬間を僕らは一番最初に味わえるんです。オリジナルに携わることでしかこの素晴らしい貴重な体験はできなくて、ここで得られる刺激が僕は大好きです。
そんな貴重な体験をお客様に届けることができる初日は、とてつもなく興奮する、ずっと待っていた一日です。
リトル友子を演じる彼女たちの芝居の切実さ、胸に訴えかけてくるものを受け取ってもらえると、この話の骨格が見えてくるのではないかと思います。

畠中洋 コメント

小説を原作にしてそれをミュージカル化するというのは本当に大変な作業だったと思います。作詞・脚本の高橋(亜子)さんは血反吐を吐くような思いだったのでは……。
稽古場でもいろいろと変更があって、産みの苦しみを味わった分、今日の初日は大輪の花が咲くのでは、と楽しみにしています。見どころは幕が開いた瞬間から閉まるまでのすべてです(笑)。
冗談ではなく、イチから作品を創るというのは愛がないとできないことだと思っているので、この作品は愛のかたまりなんです。僕たちの愛のかたまりを受け取ってください。

撮影:岩田えり

<公演情報>
オールスタッフプロデュース ミュージカル『ピエタ』

5月18日(木)~24日(水) 俳優座劇場

作:浅田次郎「ピエタ」(『月のしずく』所収 文春文庫刊)
脚本・作詞:高橋亜子
演出:渋谷真紀子
音楽:小澤時史
音楽監督:田中和音
振付:原田薫

【出演】
梅田彩佳 高泉淳子
伊藤裕一 神田恭兵
西田健二、中野太一、轟晃遙、橘未佐子、東城由依、伊宮理恵、戸張柚(Wキャスト)・御園紬(Wキャスト)/畠中洋

【演奏】
田中和音(Pf.) 大内満春(W.W.)

【チケット料金】(全席指定・税込)
前売:7,800円
U-25 チケット:5,000円(25歳以下、当日要年齢証明)
HC割:5,000円(障がい者手帳をお持ちの方)
当日券:8,500円

チケット情報はこちら
https://w.pia.jp/t/musical-pieta/

公式サイト:
https://www.allstaff.co.jp/pieta/

左から)神田恭兵、伊藤裕一、梅田彩佳、高泉淳子、畠中洋