NEWリーダーの鈴季すず、舞華、林下詩美と、NOWリーダーの岩谷麻優、中野たむ、朱里、ジュリアの間で世代闘争が勃発したブシロード傘下の女子プロレス団体スターダム5.21富山産業展示館・テクノホール西館大会。
■「おだまり、庶民が！」
この8人のやり取りが終わると、もう1つの世代闘争が勃発した。新人のHANAKOとさくらあやがリングに上がり、HANAKOが「ウチらも言いたいことあんねん」。さくらも「レディさん、桜井さん、月山！ 出てこい！」と上の世代を呼び込む。
1人呼び捨てにされた月山和香は「おかしいだろ！」と抗議。レディ・Cは「貴婦人、呼ばれてるぞ」と桜井まいを呼び出した。
さくらは「アンタら、ちょっと先輩やからってウザい」と喧嘩を売ると、貴婦人が「おだまり、庶民が！」と一喝。月山は「おい、さくら、HANAKO！ ひとつだけ。ひとつだけ、じゃあ。私はな、高橋奈七永に勝った女なんだよ」と先輩ヅラで話しかける。
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■遺恨が再燃
これを聞いたさくらは「そんならウチらも世代闘争や！」ともう1つの世代闘争を宣言すると、月山「いいよ、やってやるよ！ 2対3な。いいよ、オマエらぶっ潰すの楽しみにしてるから」というとリングを降りた月山をさくらが追いかけて大乱闘に。
もともと月山とさくらは『NEW BLOOD』で対戦する前に先輩ヅラをする月山に対して「正直さ、お前が練習に来たら、めっちゃ走らないといけないし、めっちゃ声出さないといけないから正直『来んな』って思ってたんだけど」と言い返しており、遺恨が再燃した形だ。
■2つの世代闘争開始
レディは「私もまさかのデビュー戦を一緒に過ごしたHANAKO、その同期のさくらが突っかかってくるとは思ってなかったので、ちょっとビックリしてるんですけども、新しい世代がすくすくとこうやって育っていくのはいいことだと思うので、負けられません。
同期の月山、桜井と組むの楽しみにしてます」と同期と組んで、タッグパートナーでもある同じく長身のHANAKOと対峙するのを楽しみにしている様子。
スターダムでは初夏から2つの世代闘争が始まる。選手層が厚いスターダムだからこそ出来る抗争だろう。
■執筆者プロフィール
どら増田：1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。
音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。
横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレスやスターダム、RIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。
2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾のドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。
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