ドラマや映画で描かれる「禁断の愛」のひとつに教師と生徒の交際があるが、意外な組み合わせも稀にあるようだ。このたびそれを見事に実らせた22歳男性の恋の物語を、シンガポールの『STRAITS TIMES』や『mothership』が報じている。
■妻は国語を担当する教師
ムハマド・ダニアル・アフマド・アリさん（22）の妻は、48歳のジャミラ・モハドさん。7年前の2016年に、ジャミラさんがある中学校で2年生の国語の授業を担当していて、ムハマドさんと出会った。
2007年に最初の夫と離婚し、仕事一筋だったジャミラさんについて、当時のムハマドさんは特別な感情はなかった。それでも「生徒に対する情熱と思いやりがある先生だな」と、好印象を抱いたという。
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■先生に恋をしてしまう
進級すると担当教師が変わり、ふたりは顔を合わせることもなくなったが、数ヶ月後に校内でバッタリと出くわした。挨拶し軽く会話を交わしたムハマドさんは、それ以来ジャミラさんへの憧れが日ごと強くなっていく自分自身に気が付いた。
そしてふたりは連絡先を交換すると、誕生日にメッセージを送り合うなど、メールでのやり取りを交わすようになったという。
■数回フラれるもめげず…
卒業を控えたある日、ついにムハマドさんはジャミラさんに気持ちを告白。ありったけの想いを伝えたが、「26歳も歳の差があるし、あなたはまだ若すぎる」と相手にされなかった。
しかし、卒業してからも定期的に学校に会いに行き、連絡を入れるなどムハマドさんは積極的にアプローチ。その後も数回フラれたにもかかわらず、諦めなかった彼にジャミラさんもついに心を許し、ふたりは付き合うことになった。
■幸せいっぱいのふたり
出会いから3年がたった2019年、ふたりは家族の承諾を得て結婚を決意したが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、2021年に念願叶ってやっと式を挙げることができた。
年齢差にもかかわらず、教え子の気持ちを受け入れた理由について、ジャミラさんは「家族にも、私のことを隠したり年齢のことを偽ったりしない、正直で真面目な様子に惹かれました」と明かす。
ムハマドさんもまた、「年齢はただの数字にしかすぎません。長年夢見ていた女性と一緒になれてとても嬉しい。夫として責任を全うし、最善を尽くします」と幸せいっぱいのようだ。
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