高畑充希が、2024年放送スタートの大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合ほか)に出演することが発表された。吉高由里子主演、大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。

【写真】街中に佇む高畑充希の透明感あふれる美しいショット

高畑は、道隆(井浦新)の長女・藤原定子を演じる。一家の繁栄を願う父の思いを一身に背負い、年下の一条天皇に入内する。清少納言(ファーストサマーウイカ)らが集う、才気あふれたサロンを作り上げ、一条天皇の最愛の妃となるが、悲運に見舞われる、という役どころだ。

清少納言との密なやり取りもとても楽しみ

――演じる人物の印象と意気込みをお聞かせください。

華やか、知的、愛され気質。藤原定子、という女性を調べれば調べるほど、プレッシャーが私の肩に重くのしかかってきています(笑)。でも、それと同時に、調べれば調べるほど、彼女に魅了されている自分もいます。ドラマの中で長い期間彼女を演じさせていただけることで、私自身も明るい方向へと引き上げてもらえるような、そんな予感がしています。清少納言との密なやり取りもとても楽しみなので、いま偶然違う作品でご一緒出来ているウイカさんと、今から密に関係性を作っていけたら。

■どんな空気の現場になるのだろう、と少し緊張しています

――大河ドラマの出演歴や思い出などを教えてください。

以前「軍師官兵衛」(2014年)に少しだけ出演させていただいたのですが、岡田(准一)さん、中谷(美紀)さんはじめとする先輩方にとても優しくしていただいた思い出があります。和気あいあいとした現場とは打って変わって、画面の中には重厚で緊張感のある空間が広がっていました。今回はきらびやかな平安、ということでどんな空気の現場になるのだろう、と少し緊張していますが、友人でもある座長の吉高さんにしっかりついていきたいと思います。

■体幹だけは鍛えておかなくては、と思っています

――およそ千年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみについてお聞かせください。

衣装がとにかく楽しみです。お着物を着させていただく機会は今までのお仕事でも幾度もありましたが、平安時代のお衣装は初めて。セットも含めてとてもきらびやかになる、と伺ったので、色使いや素材など、早く手に取り、身にまとってみたいです。でも、とても重量がありそうなので、体幹だけは鍛えておかなくては、と思っています。

■京都は幼い頃からとても身近な存在でした

――古都京都の印象や思い出はありますか?

私自身大阪出身ということもあり、京都は幼い頃からとても身近な存在でした。いまだに理由もなくフラッと立ち寄ることも多いですが、景色や建造物、漂う凛とした空気感に癒され、グッと気持ちを新たにしてもらえる、私にとってとても特別な場所。千年前の京都は、どんな空気だったのだろう、と妄想するだけでわくわくします。今回京都ロケもあるそうなので、そちらもとても楽しみです。

藤原定子役・高畑充希/(C)NHK