井ノ原快彦主演のドラマ「特捜9 season6」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)がクランクアップしたことを報告した。同作は、2006年から2017年に放送された「警視庁捜査一課9係」シリーズの続編として、2018年4月よりスタートした刑事ドラマシリーズ。難事件に挑む個性派刑事たちの活躍するストーリー。

■井ノ原快彦、特捜メンバーに強い絆を実感!

最後に撮影された場面は、メンバーが顔を突き合わせて疑問点を話し合い、捜査の突破口を見いだす重要なシーン。キャストたちは長年培ってきたチームワークを凝縮させたような絶妙なやりとりを繰り広げ、監督から「カットOK!」の声がかかるとスタジオは盛大な拍手に包まれた。その後、監督から大きな花束を贈られた井ノ原は「皆さん、おつかれさまでした!」と充実感たっぷりの笑顔とともに一礼し、座長としての務めを終えた。

■井ノ原快彦(浅輪直樹役)コメント

今シーズンのテーマが“絆”だということ、当たり前すぎて忘れかけていました(笑)。でも、絆がなかったら「特捜9」はこんなに長く続かないと思います。普段のスタッフさんの会話を聞いていても、本当に家族みたいだなと感じることが多く、だからこそ僕ら出演者たちも心おきなくお芝居に打ち込むことができました。

今シーズンは特捜班メンバーの事情を色濃く描きましたが、新たな試みを考えていくことで、さらなる未来が見えたような気がしました。毎年、会えない時期も皆さんの顔が浮かんでは「あんなこと言っていたっけ」「次に会ったらこういうこと言ってみようかな」と思いながら生活しています。来年もまたお会いできますように、皆さま体と心の健康を大切にしてください。ありがとうございました!

■羽田美智子(小宮山志保役)コメント

今シーズンは最初にイノッチ(井ノ原)から“絆”がテーマだと聞いたのですが、愛あるスタッフの皆さまと私たち出演者の絆、そして尊敬できる共演者の皆さまと私の絆もさらに深まった1年だったと思っています。短かくも濃い2カ月間でした。大好きな皆さん、本当にありがとうございました。また、来年お会いできたらうれしいです。

■吹越満(青柳靖役)コメント

今シーズンは、浅輪夫妻が赤ちゃんを預かったり、矢沢の息子・福太郎の話題が出てきたり、青柳の恋人・妙子(遠藤久美子)の入院シーンなどが織り込まれて、画とストーリーがつながっていたため、すぐに思い出せるという大きな違いがありました。これは「特捜9」が“事件モノ”ではなく、“刑事モノ”、さらには“刑事の家族のドラマ”にもなったということ。

そういうちょっとした変化が、とても大きかったと思います。実はこの場を借りて、謝らなきゃいけないことがあります。前シーズンからわがままを言って衣装のスーツに白の裏地をつけてもらったんですよ。黒地に白で、パトカーをイメージして…。いつか劇中で裏返すつもりだったのですが、結局今年も裏地をお見せするチャンスがありませんでした(笑)。

田口浩正(矢沢英明役)コメント

今年は体調不良の時期もあり、ご迷惑をおかけしました。皆さんにうつさなかったのが幸いでした。改めていろいろな方に助けられたシーズンでした。ありがとうございました!

深川麻衣(高尾由真役)コメント

2年目も参加することができ、とてもうれしかったです。スタッフさんはもちろん、出演者の皆さん、エキストラの皆さんまで本当に愛にあふれた現場で、こんなに隅々まで愛情たっぷりの温かい現場はなかなか出会えるものではないと思います。改めて、恵まれた場所にいられたことに感謝しています。来年またお会いできるように、私自身も頑張って力をたくわえます。ありがとうございました。

■原沙知絵(早瀬川真澄役)コメント

今シーズンでは特捜班のセットもリニューアルしてコンパクトなお部屋になりましたが、コンパクトさゆえ皆さんの距離も近くなって、体温が伝わってくるようで…。新しい特捜班が大好きでした。撮影を終えたばかりで皆さんクタクタかなと思うので、リフレッシュしてまたお目にかかれたらうれしいです。

■中村梅雀(国木田誠二役)コメント

今シーズンは特捜班の部屋も変わり、新しいムードでスタートしましたが、まだ特捜班の引っ越しの荷物も片づいていないことですし(笑)、今後さらに別の視点からそれぞれのメンバーを掘り下げていけたら、もっと面白いことができるだろうと期待しています。皆さんお疲れ様でした。

■第8話あらすじ

浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班に、特殊事件捜査係から緊急応援要請が入った。都内の大型ニュータウンに暮らす小学6年生・篠原吉宏(嶺岸煌桜)が学校帰りに何者かに誘拐され、父・信一郎(金子岳憲)の携帯電話に身代金を要求する脅迫メールが届いたという。現場は奇しくも直樹が子ども時代を過ごした場所で、直樹はまさか自分が住んでいた街の事件を担当するなんてと驚きながらも極秘捜査をスタートする。

現在、幹線道路が工事中のため、ニュータウンに出入りするには3つの橋のいずれかを徒歩で渡らなければならず、監視カメラをチェックした結果、吉宏の姿は確認できなかった。つまり被害者は地域内で監禁されており、犯人はニュータウン内に暮らす住民である可能性が高いと判明する。

特捜班メンバーは、吉宏と同じ小学校に通う子どもたちに、それとなく聞き込みを開始。青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、吉宏が誘拐された日、サングラスをかけた見知らぬ男と一緒にいたという目撃証言を得る。一方、村瀬志保(羽田美智子)と高尾由真(深川麻衣)は事件当日の帰り道、吉宏がスーツケースを持った怪しげな女と話していたという目撃証言をつかみ、それぞれ行方を追跡する。

「特捜9」クランクアップを報告/(C)テレビ朝日