わら(藁)を使って作品を制作する現代アーティスト、ARKO(アーコ)による展覧会が開催。東京・恵比寿のSOMEWHERE TOKYOにて、2023年6月4日(日)まで。


優れたアルチザンの発掘と支援を目指す作品賞「ロエベ クラフト プライズ2018」のファイナリストに選ばれて以来、LOEWE(ロエベ)と複数回にわたってコラボレーションするなど注目を集めるわら作家・ARKO。わらを一本一本丁寧に縫い付けることで仕立てられたウォールスカルプチャーは、ドローイングの線を描くように制作するのだという。

米を収穫した後の副産物として、東南アジア南アジアでは編むことによってさまざまな用途に利用されてきたわら。現在の日本では正月のしめ飾り以外には目にすることがなくなったものの、「日本は米文化が基盤となって風習、習慣、民族性を形成していることは自明のことである。民族としての核となるものを探るために、わらと向かい合うようになった」と、ARKOはその創作活動の背景について語っている。

本展「藁、息遣い」では、鹿児島県奄美大島独自の天然の染色方法である奄美泥染で染めたわらを使うことで、新たな表現力を増した新作などが展示される。

海外で作品を発表することが多いARKOの作品を、日本で見ることのできるまたとないこの機会。ぜひ、お見逃しなく!

※掲載情報は5月23日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

「藁、息遣い。」
会期/2023年5月19日(金)~6月4日(日)
会場/SOMEWHERE TOKYO
住所東京都渋谷区恵比寿南2-7-1
料金/無料
時間/13:00~18:30
休館/火・水曜日
URL/www.somewheretokyo.com/

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