パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ(24)だが、クラブとの契約にはとあるカラクリがあるようだ。フランス『レキップ』が伝えた。

2022年5月、レアル・マドリーへの移籍が噂されていた中でムバッペPSGとの契約延長を決断。2025年夏までの契約が締結されたと発表された。

PSG、そしてフランス代表のエースとして成長を遂げているムバッペ。獲得を逃したマドリーはその後もムバッペに関心を寄せており、将来的な獲得を望んでいる。

しかし、2022年9月にムバッペPSGの契約にカラクリがあることが判明。3年契約ではなく、2年+1年の延長オプションという契約であり、2023-24シーズンの終了後に契約は終わりを迎え、次の1年は行使するかどうかの決断が必要だということがわかった。

さらに、その1年間の契約はムバッペに決定権があり、2023年7月1日までに行使するかどうかを決断する必要があるとのこと。リミットまでおよそ2カ月となった中、ムバッペはこのオプションを行使しない可能性が濃厚と見られている。

ムバッペの代理人や関係者はこの件についてコメントを拒否。しかし、今のPSGに対してムバッペは満足していない状況。補強への不満、給与の遅延、自身の肖像権の問題など、蜜月の関係とは言えない。

ただ、今夏の退団を望めば、クラブが固辞することは想像に難くない。関係者によれば、「たとえ契約が1年だとしても、ムバッペはこの夏に退団するつもりはない」とのこと。早くても来年の夏の退団になるようだ。

しかし、この夏の立ち振る舞いを誤れば、ムバッペの退団は加速する可能性が高い。もちろん、1年間の延長オプションを行使しなくとも、PSGと再び契約を結ぶ可能性は残される。ただ、フリーで獲得が可能となれば、他クラブも黙ってはいない。ムバッペが魅力を感じる可能性は十二分にある。

カギを握るのはモナコ時代からムバッペを知るスポーツ・ディレクター(SD)のルイス・カンポス氏。夏の振る舞いを間違えず、ムバッペを再びPSGに引き留めることができるのか。今夏の移籍市場でのPSGの立ち振る舞いには注目が集まる。




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