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きょう24日(水)は、全国的に晴れて、カラッとした暑さとなっています。この先は日毎に気温が上がり、ムシムシ感アップ。台風2号は27日(土)には「猛烈な」勢力となり、来週初めにかけてフィリピンの東を北上する見込み。台風2号の影響も加わり、日本列島は体感的に蒸し暑くなりそうです。

台風2号 27日(土)には「猛烈な」勢力へ その後北上か

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きょう24日(水)は、全国的に晴れて、湿度が低く、カラッとした暑さとなっています。

日本の南の海上には、台風2号が5月としては異例の発達を続けています。
きょう24日(水)正午現在、台風2号は「非常に強い」勢力で、マリアナ諸島をゆっくりと北西に進んでいます。

この先も、発達しながら、速度を少しづつあげて西寄りへ進み、27日(土)には、フィリピンの東で「猛烈な」勢力となる見込みです。
5月に台風が「猛烈な」勢力となるのは、2015年の6号以来で、8年ぶりです。(この時の中心気圧は920hPa)
28日(日)午前9時には、中心気圧が905hPaとなる見られます。この予想通りに気圧が下がれば、5月としては最強レベルの「異例の強さ」となります。

5月に異例の発達を続ける台風2号は、西寄りへ進んだあと、やや北上する見込みで、沖縄では週末から強風や高波など、影響が出るおそれがあります。

この先の台風の動向にご注意ください。
来週は、日本付近に前線が停滞するため、台風から離れた西日本から東日本でも、局地的な大雨にも注意が必要です。
また、台風北上につれて、湿った空気が流れ込むために、各地でかなり蒸し暑くなるでしょう。

週末以降、熱中症リスク高まる 警戒・注意を

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この先は、日毎に気温が上がります。週末以降は、九州から関東にかけて、25℃以上の夏日が続出するでしょう。
気温だけでなく、湿度も高くなる見込みで、熱中症のリスクが高まることが考えられます。

7日間の熱中症情報では、九州は28日(日)から「警戒」が必要な日が続き、その他、広い範囲で「注意」ランクが続くでしょう。

台風の北上とともに、日本列島には、湿った空気がより流れ込みやすくなり、体感的に一段と蒸し暑くなりそうです。
暑さに無理をせず、熱中症に十分な警戒、注意をしてください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。

週末から列島ムシムシ感アップ 5月最強クラス・異例の発達を続ける台風2号の影響も