橋本環奈×山田涼介で送る超打算的シンデレラストーリー『王様に捧ぐ薬指』(TBS系/毎週火曜22時)。23日に放送された第6話は、新田東郷(山田)から羽田綾華(橋本)への壁ドンに、「破壊力すごすぎ」「今回の回は心臓に悪い」など多くの反響が集まった。 ※本記事はネタバレを含みます。ご注意ください

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■契約を解消した綾華と東郷

 どう考えても、綾華への“好き”がダダ漏れの東郷。それなのに、素直になれない東郷は、「本物の夫婦じゃない」「俺たちは契約だ」と綾華を突き放してしまう。好きバレしたくない…というプライドもあるのかもしれないが、他人を信じるのが苦手な可能性も高い。

 父の愛人の子として育った東郷は、常にどこかに“孤独”を感じていた。その孤独を見ないふりをしているうちに、ひとりぼっちで生きることに慣れてしまったのだと思う。

 信頼していた継母の静(松嶋菜々子)に裏切られたこともトラウマになっているのだろうか。他人に対する感情を無にしていれば、余計な傷を作らずにすむと思っているのかもしれない。

 そんな東郷の気持ちを変えたのが、綾華だった。仲が良すぎる両親のもとで、愛情たっぷりに育てられた綾華は、“家族”の温かさを知っている。一つの鍋をワイワイ囲んで、時には文句を言いながらも笑い合う。当たり前の光景だと思われるかもしれないが、東郷にとっては新鮮で尊いものだったのだろう。

「契約を解消しないか?」

 ようやく素直になった東郷が、綾華にネックレスをつけてあげるシーンは「最高にキュンでした」「ネックレス付けてくれる時のお顔がめっちゃ綺麗だった」と多くの反響が集まっていた。山田涼介の異次元な“顔面美”も相まって、まるで少女漫画のワンシーンを見ているかのような気分に。

 そして、第6話で一番注目してほしいのが、契約を解消して本物の夫婦になった途端に積極的になる東郷。それまでは、下の名前で呼ばれただけで照れていたのに、玄関のドアが閉まった瞬間に綾華に壁ドンを…。あまりの衝撃に、ネット上では「玄関着くや否やチュー迫る東郷はオスみがエンジン全開で死んじゃうわ…」「ドSで積極的なオスの山田涼介、破壊力えぐい…」などの声が上がっていた。

 子どものようにプンスカしたり、急に大人びた顔で迫ってきたり…本作で山田涼介は、さまざまな表情を見せている。個人的には、綾華に「待って待って! 展開がはやすぎる…」とキスを拒まれたら「ガキだな」と笑い、「おやすみ」と去っていく後ろ姿にキュンとさせられた。まだまだ見せていない顔がたくさんありそうな東郷。山田がどのように表現していくのかも含め、注目していきたいと思う。その一方で、忘れてはならないのが神山絢斗(坂東龍汰)の存在だ。

■ 神山の本当の狙いは?

「あっ、ドキッとした?」
「別に、勘違いされたっていいけどね」
「羽田さんに、会いたくて…ダメかな?」

 キュンとする言葉のオンパレードで、綾華の心をかき乱していく神山。ただのライバルならまだいいのだが、彼の背後には東郷の継母・静が控えていそうだから怖い。

 「今の倍払ってくれたら、すぐに落としますよ」と言っていたということは、静が東郷と綾華の仲を引き裂こうとしている可能性も? 「ずっと好きだった。高校の頃からずっと」という告白も、本心ではなかったのだろうか。

 SNS上では、「神山くんはお父さんの治療費のために新田母の言うことを聞いてたってこと?」「東郷母 or 神山くん あやかが辞めたから今頃ご祝儀を戻したのか?」などたくさんの考察が上がっている。

 果たして、神山の本当の狙いとは。せっかく綾華と東郷の気持ちが通じ合ったのに、平穏…とはいかなそうだ。

ドラマ『王様に捧ぐ薬指』第6話より (C)TBS