乃木坂46でタレントの秋元真夏(29歳)が、5月23日に放送された教養番組「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)『聖武天皇 国家の難局を乗り越えろ』」(NHK Eテレ)に出演。キャプテンを務めた乃木坂46時代、“リーダーとして気を付けたこと”について語った。

相次ぐ地震、異常気象、そして疫病……。奈良時代、難局に立ち向かった聖武天皇は、“方向性を示し、自主性をうながす”というリーダーシップを発揮した。この話の流れから、秋元がキャプテンを務めていた乃木坂46時代の話題に。

「自主性を持ってもらうために、リーダーとして気を付けたことは?」と聞かれた秋元は「やっぱり一人一人、響く言葉とか得意なこととかが全然違ったりするので、もうみんなにまとめてひと言伝えるとかではなくて、ひとりずつに寄り添ってカスタマイズしていくような。楽屋入って、今日ちょっとテンション低い子かもしれない、とか。今日ちょっとあんまり元気ないからサポートしたほうが良いかもしれないっていうのを見て、ひとりずつ話しかけたりっていう感じでした」と振り返る。

そして「そうやって私がしているうちに、メンバーたちも、キャプテンがこうしてくれるから、私たちもこうしようっていうふうに思ってくれる子が増えて、なにかおのずと自主性を持ってくれたっていう感じです」と語った。

この話に、漫画家・里中満智子は「それって、ご自身がやっぱり“キャプテンだから”って自覚で、より一層、そういう意識って強くなりましたよね、きっと」とコメント。秋元は「そうですね。やっぱりキャプテンってがっつり引っ張っていく、体育会系のイメージが私はあったので、それをやろうと思ったんですけど、ちょっと向いてなくて。じゃあその私は何をしたら良いんだろうって考えたときに、ひとりずつに寄り添うことかなっていうのを、キャプテンになって考えました」と話す。

また、里中が「いろんなときにやっぱりリーダーシップとれる人とか、人をその気にさせる人っていますよね。この人にだったら騙されてもいいかなって思える瞬間って、メンバー全体、そこにいるみんなが幸せなんですよ。そういう瞬間を味わえるってことで、一体感って生まれてくるような気がしますね」と語り、高井正智アナが秋元に「やっぱり良いリーダーなんですよ」と振ると、里中も「そうですよ」と頷き、秋元は「そうなんですかね〜。もう常に模索しながらでした」と笑った。