火、水、土、風のエレメントたちが暮らす世界を描く「マイ・エレメント」の8月4日(金)の劇場公開にあわせ、2009 年に公開された「カールじいさんの空飛ぶ家」のその後を描く短編アニメーション映画「カールじいさんのデート」が、同時上映されることが決定した。2009年の公開時、日本を含め、世界中を感動の涙に包んだカールじいさんの“集大成”となる感動の物語が上映される。

【写真】「カールじいさんのデート」と同時上映の「マイ・エレメント」

短編アニメーション映画「カールじいさんのデート」は

ピクサーにとって、およそ5年ぶりの劇場同時上映となる短編アニメーション映画「カールじいさんのデート」は、最愛の妻のエリーに先立たれたカールじいさんが、「いつかふたりで“伝説の滝”パラダイス・フォールに行く」という亡き妻との約束を果たすため、我が家に10,297個もの風船を結びつけ、大冒険に出る「カールじいさんの空飛ぶ家」のその後を描く物語となっている。

カールじいさんは、しぶしぶ承知の上で、友人女性とデートに行くことになるも、最近のデート事情がまったくわからず緊張気味のカールじいさんに、特別な首輪のおかげで人と話すことができる犬のダグが、デートの前の緊張をほぐし、犬でも仲良くなれる“友達の作り方”のコツを伝授する、ふたりの1日が描かれている。

■ボブ・ピーターソン監督「これは友情の物語」

カールじいさんの空飛ぶ家」は公開当時多くの感動を呼び、世界中で大ヒットを記録し、アニメーション映画として初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映され、第67回ゴールデングローブ賞ではアニメーション映画賞と作曲賞を受賞、第82回アカデミー賞では、1991年公開の「美女と野獣」以来、史上2度目となる作品賞の候補入りを果たした傑作だ。

当時の監督で、引き続き本作も手がけるボブ・ピーターソン監督は、「エリーの代わりになる人はいないので、これは友情の物語です。エリーが『新しい冒険をしなさい』と言ってくれたことに敬意を表しているんです。そして、この作品は、『マイ・エレメント』のテーマにうまく調和するものになっています」と語っており、ピーターソンと同様に引き続きプロデューサーを務めるキム・コリンズは、「私たちは、これを集大成と捉えています。この作品は、とても美しく終わり、ふたりは一緒に歩き出し、ふたりの絆を見ることができます」と物語の完結を示唆している。

本シリーズにおいては、ダグが映画の劇中でカールじいさんらに出会うまでの1日を描いた「ダグの特別な一日」、そして、映画のその後のダグを描いた「ダグの日常」と短編アニメーション作品が手がけられているが、ついに完結を迎えるカールじいさんとダグの物語に、世界中で早くも期待が寄せられている。

なお「カールじいさんの空飛ぶ家」など過去作は、ディズニープラスで配信中だ。

エレメント・シティを舞台に

また、「カールじいさんのデート」の後に上映される「マイ・エレメント」は、火、水、土、風の“エレメント”たちが暮らすエレメント・シティを舞台に、家族のために、火の街から出ることなく父の店を継ぐ夢に向かってがんばっていた火の女の子〈エンバー〉が、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年〈ウェイド〉と出会う。ウェイドと過ごすなかで初めて世界の広さに触れたエンバーは、ふと自分の新たな可能性、私の本当にやりたいことを考え始める――。火の世界の外に密かなあこがれを抱きはじめたエンバーだが、エレメント・シティには“違うエレメントとは関わらない”というルールがあった。

〈エンバー〉と〈ウェイド〉の出会いが、“エレメントの世界”に起こす奇跡の化学反応とは、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年の記念イヤーに贈る、だれも知らないイマジネーションあふれる色あざやかなエレメント・シティでの奇跡の出会い、そして予想もできない新たな“もしもの世界”の驚きと感動の物語を楽しむことができる。

上映が決定した短編アニメーション映画「カールじいさんのデート」/(C)2023 Disney/Pixar.All Rights Reserved.