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飛行機を利用する際、空港カウンターでは搭乗客の荷物の重量をチェックするが、場合によっては搭乗客の体重まで量ることがあるようだ。アメリカのある女性がSNSに投稿した動画には、大柄の女性が荷物用の重量計にのって体重を量る様子が捉えられていた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

米フロリダ州在住のリリアン・ウェッセルさん(Lillian Wessel)がTikTokに動画を投稿したところ、物議を醸した。米ニュースメディア『New York Post』によると、この動画は3月に投稿されたもののようで、そこには大柄の女性が空港のチェックインカウンターの重量計で体重を量る姿が映っていた。リリアンさんは投稿で、次のように言葉を添えている。

「この女性客は自分の体重を130ポンド(約59キロ)と主張した後、職員に手荷物用の重量計にのるように言われました。そんな女性の姿を周囲の人たちは、見ないように振る舞っていました。」

またリリアンさんは「小さな飛行機だったので、安全に離陸するために乗客の体重を把握する必要があったようです」と付け加えている。どうやら空港職員は、この女性が主張した130ポンドという体重に疑問を持ったようで、安全に飛行するために彼女の正しい体重を知る必要があった。

しかし動画の視聴者からは「こんなこと絶対ダメだよ」「これはとても屈辱的だ」と空港職員への非難の声があがり、一方で次のようなコメントも届いた。

「この女性は他の乗客全員の命を危険にさらしてまで、なぜ(自分の体重について)嘘をつくんだ?」
「空港職員が小型機の重量制限を気にするのは、機体の決められた位置に重心を置く必要があるからなんだよ。」
「以前私が乗ろうとした飛行機で、体重がかなりありそうな男性が搭乗を拒否されて泣いていたよ。嫌な気分だったけど飛行機は16人乗りだったんだ。」

また夫が飛行機の操縦士だという女性から「主人は小型飛行機を操縦していますが、飛行機の大きさによって、彼らは常にみなさんの体重を知る必要があるんです」と現実的な意見も寄せられた。さらにリリアンさんに向けられた非難の声の中には「写真を撮るなんてプライバシーの侵害だ」というものもあり、彼女は投稿を削除したようだ。

ちなみに『New York Post』によると、2019年5月6日に「アメリカ連邦航空局」が航空会社に通達したガイドラインには「空港職員は、彼らが指名した乗客の体重を搭乗前に量って確認することができる」といった内容が含まれているとのことだ。また同メディアは、この規則の背景にはアメリカ国内における高い肥満率が関連していることを伝えている。

画像は『The Sun 2023年5月18日付「WEIGHT UP People are shocked to learn that airlines are weighing passengers at check in」(Credit: Tiktok/lilwessel)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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