ブンデスリーガ第34節（最終節）の9試合が現地時間27日に一斉開催された。
首位で最終節を迎えたドルトムントは、ホームで9位マインツと対戦した。試合は24分までにマインツが2点を先行するも、69分にラファエル・ゲレイロが追撃の1点を挙げる。その後も猛攻を仕掛け、90＋6分にニクラス・ズーレが同点ゴールを挙げたものの、反撃もここまで。試合は2－2のドローで終了し、ドルトムントは勝ち点を「71」まで積み上げた。
一方、逆転優勝に向けて勝利が絶対条件の2位のバイエルンは、10位ケルンの本拠地に乗り込んだ。8分にキングスレイ・コマンの圧巻の一撃で幸先良く先制したバイエルンだったが、その後はなかなか追加点が奪えず、80分にPKで追いつかれる。しかし、89分に途中出場のジャマル・ムシアラが値千金の勝ち越しゴールを記録し、2－1で競り勝った。勝ち点を「71」としたバイエルンは、得失点差でドルトムントを上回り、逆転でリーグ11連覇を決めた。
前節終了時点で4位のウニオン・ベルリンは、81分にラニ・ケディラが値千金の決勝ゴールをマーク。ホームでブレーメンを1－0で破った。ウニオン・ベルリンと勝ち点で並ぶフライブルクはアウェイで8位フランクフルトと対戦。フライブルクの堂安律、フランクフルトの鎌田大地、長谷部誠が揃って先発出場を飾った一戦は、アウェイチームが前半終了間際に先制するも、フランクフルトが終盤のランダル・コロ・ムアニとエリック・ジュニオール・ディナ・エビンベのゴールで逆転。2－1で勝利を飾った。
この結果、すでに3位が確定しているライプツィヒに加え、ウニオン・ベルリンがチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得。同クラブにとっては史上初のCL出場権獲得となった。一方でフライブルクは5位が確定し、ヨーロッパリーグ（EL）出場を決めている。フランクフルトもヨーロッパのカップ戦への出場が決定。現地時間6月3日に行われるDFBポカール決勝の結果次第で、EL、カンファレンスリーグ（ECL）いずれかへの出場が確定する。
残留争いも目が離せぬ展開となった。前節終了時点で16位に沈んでいたボーフムは、先発出場した浅野拓磨が1ゴール1アシストの活躍を見せ、6位レヴァークーゼンを3－0で撃破。順位を14位まで上げ、1部残留を確定させた。なお、レヴァークーゼンは敗れたものの、ヨーロッパのカップ戦への出場が決定。DFBポカール決勝の結果次第で、参戦する大会が確定する。
3位ライプツィヒのホームに乗り込んだ17位シャルケは、序盤から撃ち合いを演じるも、2－2で迎えた82分にユスフ・ポウルセンに勝ち越しゴールを献上。その後クリストファー・エンクンクに追加点を奪われ、2－4で敗北。17位が確定し、1年での2部降格となった。15位シュトゥットガルトはホームで13位ホッフェンハイムと対戦。75分に痛恨の先制点を奪われたホームチームは、5分後に同点に追いつき、試合は1－1で終了。他会場の結果により、2部3位チームとのプレーオフに臨むこととなった。シュトゥットガルトの遠藤航と伊藤洋輝はフル出場。原口元気に出番はなかった。
ブンデスリーガ最終節の試合結果と最終順位、入れ替えプレーオフの日程は以下の通り。
ボーフム 3－0 レヴァークーゼン
ドルトムント 2－2 マインツ
ウニオン・ベルリン 1－0 ブレーメン
ケルン 1－2 バイエルン
ヴォルフスブルク 1－2 ヘルタ・ベルリン
ライプツィヒ 4－2 シャルケ
フランクフルト 2－1 フライブルク
ボルシアMG 2－0 アウクスブルク
シュトゥットガルト 1－1 ホッフェンハイム
※（）内は勝ち点／得失点差
1位 バイエルン（71／＋54）
2位 ドルトムント（71／＋39）
3位 ライプツィヒ（66／＋23）
4位 ウニオン・ベルリン（62／＋13）
───────CL出場圏───────
5位 フライブルク（59／＋7）
───────EL出場圏───────
6位 レヴァークーゼン（50／＋8）
───────ECL出場圏───────
7位 フランクフルト（50／＋6）
8位 ヴォルフスブルク（49／＋9）
9位 マインツ（46／－1）
10位 ボルシアMG（43／－3）
11位 ケルン（42／－5）
12位 ホッフェンハイム（36／－9）
13位 ブレーメン（36／－13）
14位 ボーフム（35／－32）
15位 アウクスブルク（34／－21）
───────入れ替え戦───────
16位 シュトゥットガルト（33／－12）
───────自動降格圏───────
17位 シャルケ（31／－36）
18位 ヘルタ・ベルリン（29／－27）
▼6月1日
シュトゥットガルト vs ハイデンハイムorハンブルク
▼6月5日
ハイデンハイムorハンブルク vs シュトゥットガルト
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