スターダム

ブシロード傘下の女子プロレス団体・スターダムビッグマッチ『STARDOM Flashing champions 2023』5.27東京・大田区総合体育館大会を開催した。


■MIRAI・壮麗が防衛成功

第6試合では、ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンチームのMIRAI&壮麗亜美に、大江戸隊の刀羅ナツコ&渡辺桃が挑戦。

大江戸隊がセコンドも駆使して押す展開だったが、最後はMIRAIハッピーライドでナツコからカウント3を奪取。2度目の防衛に成功した。


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■QQメンバーが大江戸隊を挑発

事件が起きたのはその直後のこと。クイーンズクエスト(QQ)のメンバーが登場し、大江戸隊を挑発したのだ。

QQのリーダー・林下詩美が「オマエらには用はない。どいとけ」とMIRAI&壮麗に言うと、ナツコに向かって「試合前にTwitterであんなこと(MIRAIツイートを批判したことと思われる)言っといて負けてんじゃん! どうしたの? そんな口だけだったっけ?」と挑発。

ナツコは「うるせぇよ! オマエら(詩美&上谷沙弥)くだらねぇことで仲違いしやがってよ。よくケンカ売ってくれたなウチらに」と応戦し両ユニットが大乱闘に発展。


■金網マッチを提案

乱闘が収まると桃は「おい! クイーンズクエスト! オマエらよ、こんな乱暴なことする元気があるんだったら、もっと早くやれよ! まあいいよ。やる気出したんだったら、そろそろ決着つけようじゃねぇかよ。そんなに人数いるんだったら、金網マッチとかどうかな? 完全決着つけようじゃねぇかよ」と金網マッチを提案。

上谷は「金網? ちょうどいいじゃん。やろう! でもあなたたち、金網の外に出られるの?」と挑発。

■「全面戦争でケッテー」

これに対してスターライト・キッドは「じゃあ逆に質問させてもらうけど、アフロディーテ(詩美&上谷)、こんな状況で金網に入っちゃって大丈夫なの? 謎に強気、だ・け・ど。まあ前に全面戦争をやったとき、桃に裏切られちゃって、ボロクソに負けた姿、またさらしてやりてぇからさぁ。6対6、大江戸隊とQQの全面戦争でケッテー!」と言うと再び大乱闘。

キッドは「じゃあ金網で〜」と言いながら花道を引きあげた。


■QQの結束は盤石ではなく…

もともと一昨年12月の大阪大会で行われた大江戸隊とQQによる敗者ユニット追放マッチで、当時QQのリーダーだった桃が、大江戸隊に寝返ったことから、両ユニットの遺恨が深まった。

今回は大江戸隊のメンバーも指摘しているように、詩美と上谷のアフロディーテが毎試合のように仲間割れをしており、QQの結束は盤石ではない。

ルールはまだ発表されてないが、敗者ユニット追放マッチになればQQは存続の危機になりかねないだけに、新世代軍としても、ともに闘う詩美と上谷の関係修復が急務だ。


■執筆者プロフィール

どら増田

どら増田:1973年神奈川県横浜市出身。幼い頃に初代タイガーマスクに衝撃を受けてからプロレスや格闘技を見続けている。同じく幼い頃から見ていたプロ野球は紆余曲折を経て2010年からオリックス・バファローズを応援。

音楽やエンタメ、グルメなどのイベントプロデュースの仕事をしていたが、2014年からスポーツライターの道へ。

横浜在住にもかかわらず京セラドーム大阪を中心にオリックスを現場取材する傍ら、新日本プロレススターダムRIZINなどプロレス・格闘技の現場取材をしつつ多媒体で執筆している。

2018年にはスカイAで放送されたオリックス山本由伸と当時はキックボクサーだった那須川天心の神童対談実現に尽力した。ペンネームの由来はレジェンドレスラー藤波辰爾ドラゴンから来ており、取材を通じて藤波本人から公認を貰っている。

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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田

スターダムQQと大江戸隊が金網マッチで完全決着戦へ キッド「アフロディーテこんな状況で大丈夫?」