Chat GPT

ある大学の教授が、学生の論文を「ChatGPTに書かせた」と主張した結果、最終的に多くの生徒達の卒業が保留になったという。『Business Insider』『Times Now News』などの海外メディアが報じた。


■AI使用者は落第

アメリカ・テキサス州にあるテキサスA&M商科大学のジャレッド・マム教授は、自身の受け持つ上級クラスの学生の半分以上を落第させ、大学は卒業証書の発行を保留したと報じられた。

マム教授は、学生たちがAIチャットボット「ChatGPT」で論文を書いたと主張しており、これを落第の根拠としている。しかし実際にAIが使われたかどうかは、非常に曖昧だという。


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■教授自身もChatGPTを使って判定

マム教授は学生たちに送った電子メールの中で自らも「ChatGPT」を使用し、このソフトウェアを使って論文を書いた学生がいるかどうかをテストしたと述べた。

具体的には、学生たちの直近のエッセイ課題のうち3件をChatGPTに読み込ませ、その文章はプログラムが生成したものかどうかを尋ねていったという。そして、3回中2回ともChatGPTによって「AI判定」を受けた場合、0点の評価を下したそうだ。


■AIを検出する機能はない

こうして多くの生徒がマム教授のクラスで落第となったが、そもそもChatGPTは、AIによって作られたコンテンツを検出するように設計されたソフトウェアではない。

また教授はAIに特別明るいわけではなく、「論文をコピーしてここに貼り付けると、AIが作った文章を『ChatGTP』が教えてくれます」と、メールの中でChatGPTのスペルを間違えていた。

かくして学生の一部はChatGPTを使用していないことを証明するために、マム教授にタイムスタンプ付きGoogleドキュメントを見せようとメールを送ったという。


■実際にAIを使っていた生徒も…

学生たちの抗議にも関わらず、マム教授は「私はAIのたわごとを評定しない」と返信し、彼らの相手をしなかったという。

また、実際に学期初めにChatGPTを使用していたことを認めた学生もいたため、教授の裁定を覆そうとしていた生徒たちはより複雑な状況に置かれてしまったようだ。

大学側はこの問題を調査中で、卒業を妨げられた生徒のために課題をやり直す機会を与えるとしつつ、大学でのAI技術の使用や悪用に対処するための方針を策定しているとコメントしている。

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(文/Sirabee 編集部・びやじま

大学教授の主張で学生の半分以上が落第に? 「彼らはChatGPTに論文書かせた」