亡くなった人のことをふと思い、ちょっぴり切なくなってしまった…そんな経験はありますか。

きちんとお別れをしても、しばらくの間は、なかなか気持ちに整理をつけられないものです。

枇杷かな子(kanakobiwa)さんは、自身の経験談をもとに、『故人との付き合い方』についての漫画を公開しました。

『亡くなった大切な人に会う時間』

夫の実家を訪ねた、枇杷さん。

義母と話していたところ、おやつのドーナツをきっかけに、2年前に亡くなった義父の話になりました。

義父が亡くなった今も、毎朝、写真の前に淹れたコーヒーを置いている義母。

そして、義母から「寝る前は写真に話しかけているの」と聞いた枇杷さんは、義母の心境が少し分かったようです。

というのも、最愛の祖母を亡くした枇杷さんも、義母と同じような経験をしていて…。

「お義母さんは『会って』いるんだ」


枇杷さんが投稿する漫画には、枇杷さんの祖母がたびたび登場しますが、祖母を描くたびに小さい頃のことを思い出すのだそう。

祖母と過ごした日々を思い出しては、ちょっぴりさびしくなるものの、一方で「ペンの下には祖母がいる」と感じていました。

だからこそ、枇杷さんには分かるのです。義母は義父の写真にコーヒーを淹れることで、義父に『会っている』のだと…。

【ネットの声】

・「その人だけの会い方がある」という言葉、すごく心にしみました。自分だけの会い方を探します!

・やっぱり、亡くなってもそばにいてくれるのだと思えました。昨年祖母を亡くしましたが、今でもここぞという時に守ってくれている気がします。

・もう会えないと思っていた人を思い出したり、写真に話しかけたりすることで、その人と会えていたのだなぁと気付きました。ありがとうございます!

大切な人とのひと時は、どんな状況であっても、大切にしたいものですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
kanakobiwa