5月24日、キリンビールの人気商品「淡麗グリーンラベル」のCMが放送中止になったことが判明した。これは人気俳優の星野源と多部未華子が出演するCMで、「グリーンラベル」のイメージカラーである緑・自然を基調とした幻想的な内容であった。

 問題となったのは、劇中に登場するインコの扱いであった。CMにはインコの入った鳥籠が登場するのだが、星野の弾き語りに合わせて、2羽のインコが野に放たれる描写があったのだ。このCMは一部視聴者の間で「インコがかわいそう」「放たれたインコは野生では生きていけない」といった苦情が相次いだため、現在では該当部分を修正したCMが放送されているという。

 さて、ビールを始めとするアルコール飲料は、基本「大人向け」の商品であるため、CMには子どもには理解しがたい過激な表現が含まれる事がある。だが、アルコール飲料のCM史には「そんな理由で放送中止に?」という衝撃のデータがある。

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 アサヒビールは2005年、缶チューハイ「Dew」という商品を発売した。このCMには及川光博と酒井若菜が出演していたのだが、放送直後、制作者の全く想定していないクレームで放送中止になったのだ。それは「出演者の声がうるさい」というものであった。

 CMには及川メインと酒井メインの2パターンがあったのだが、どれも内容は共通で、2人が仕事帰り・風呂上がりに「Dew」が飲みたくなり、街中で「デューー!!!」と叫びながら疾走するという内容であった。

 テレビを見ていた視聴者からは「うるさい」「息が詰まる」という声が続出。結果、このCMはわずか数日間で放送中止。その後はナレーションで状況説明の入ったバージョンに差し替えられたという。

 チューハイの持つ「爽快感」をアピールするには良い内容だったと思うのだが、「CMは不特定多数の視聴者が見るもの」という常識に立てば、「うるさい」と評されるCMは不適切だったのではないだろうか。

星野源