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野生のワニに襲われて死亡するという痛ましい事故が度々報じられているが、カンボジアのある男性は自ら飼育していた40匹のワニに襲われて命を落とした。この男性が経営していたワニの養殖場は、以前から地元住民に閉鎖を求められていたという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

世界遺産のアンコールワットで有名なカンボジア西北部のシェムリアップ州で現地時間26日の午前6時頃、ワニの養殖場を経営するルアン・ナムさん(Luan Nam、72)がワニの囲いの中に転落し、40匹ものワニに襲われて亡くなった。

カンボジアのニュースメディア『Troryorng Media』によると、ルアンさんは毎朝、ワニの様子を確認するために養殖場を訪れていたそうだ。事故当日の朝もいつも通り、囲いの中のワニの様子を上の通路から見ていた。その際、ルアンさんは囲いの檻の中で卵を産んだワニを竹竿を使って檻の外へ移そうと試みた。

シェムリアップ州警察の署長であるメヴ・サヴリー氏(Mev Savry)は、このように述べている。

「ルアンさんが産卵用の檻からワニを追い出そうとしていたところ、彼が持っていた竹竿をワニが攻撃し、ルアンさんは囲いの中に落ちてしまいました。その後、他のワニが襲いかかって彼の命が尽きるまで攻撃したのです。」

米ニュースメディア『New York Post』によると、ルアンさんの遺体は腕と片足がなく、地元警察はワニが遺体の一部を飲み込んだと推測しているそうだ。亡くなったルアンさんは地元のワニ養殖協会の会長を務めていたが、ここ数年間は地元住民からルアンさんに対して養殖場の閉鎖を求める声があがっていた。

またメヴ署長は、2019年6月に同じ町で2歳女児が家族の経営するワニの養殖場の囲いに落ちて死亡した事故にも触れた。当時女児はワニに食べられて、残っていたのは頭部のみだったという。今回の事故が起きた周辺にはいくつものワニの養殖場が存在し、卵、皮、肉の売買のほかに幼体のワニの取引などが行われている。

画像は『New York Post 2023年5月26日付「Crocodile farm boss eaten alive after 40 of his own animals ‘pounced’」(Viral Press)』『Metro 2023年5月26日付「Cambodian man torn apart by 40 crocodiles after being dragged into enclosure」(Picture: ViralPress)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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