各国の政府専用機たちもびっくりのデカさ!

ほぼ全世界ノンストップで行ける「777-9ビジネス型」

アメリカの航空機メーカー、ボーイングが2023年5月、ビジネスジェットとして、非公開の顧客から最大4機の受注を獲得したと発表。これら4機はいずれも同社の旅客機ベースで、なかには現在開発が進められている超大型双発機「777-9」を購入できる契約オプションも含まれているとのこと。実現すれば「世界最大のビジネスジェット」となるかもしれません。

同社は777-9ビジネス型のベース機であるボーイング777-9は、2013年から開発が進められている「777」シリーズの派生型「777X」の標準タイプで、約77mの全長を持ちます。この長さは現在運用されている旅客機としては世界最長のサイズである「ボーイング747-8」の76.3mを上回るものです。

また、777-9ビジネス型は世界中のほとんどの都市を直行で結べる長い航続距離を持つことも特徴で、最大で2万418km飛べる初のビジネスジェットであるとしています。また客室には、快適性向上のために同社最先端の技術を導入するとのことです。

今回の契約では上記のオプションのほか、ボーイング737-7ビジネス型1機、787-8ビジネス型2機の受注も含まれているとのこと。787-8はJAL日本航空)・ANA(全日空)でも多く運用されている旅客機で、同型機をベースにしたビジネスジェットも、同業界のなかでは異例の大きさとなります。

ボーイング777-9ビジネス型のイメージ(画像:ボーイング)。