店頭で商品に添えられている値札は、値段の他にも商品の様々な特徴を教えてくれる情報源。しかし現在ツイッター上では、何度読んでも謎すぎる「パワー系メニューの値札」が話題となっているのをご存知だろうか。

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■メニュー名がどう見てもおかしい…

今回注目したいのは、埼玉県深谷市にある「深谷爬虫類館」ツイッターアカウントが投稿した1件のツイート。「新メニューです」とだけ綴られた投稿には、真っ赤でまん丸な美味しそうなりんごの写真が添えられている。

深谷爬虫類館

しかし、こちらのメニュー名は「りんご」ではない。値札には「りんご握り潰し」と、衝撃の7文字が記されていたのだった。


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■「館長がりんごを握り潰します」

あまりにぶっ飛んだメニュー名に加え、「注文すると館長がりんごを握り潰します」というパワー系すぎる説明文は、多くの人々に衝撃を与えている。

深谷爬虫類館

前出のツイートは投稿から1日足らずで2万件以上ものRTを叩き出しており、他のツイッターユーザーからは「館長強くて笑った」「パフォーマンス付きでこの値段は最高」「むしろ安いな」「5万円くらい使って館長の握力をゼロにしたい」「そもそもりんご潰せるのスゴい」などの声が寄せられていたのだった。

そこで今回は、あまりにシュールな商品が誕生した経緯について、深谷爬虫類館に詳しい話を聞いてみることに。その結果、予想を遥かに上回る「パワー系な舞台裏」が明らかになったのだ。


■この館長、パワー系すぎる…

深谷爬虫類館は元々、爬虫類メインの生き物系Yotuberであった館長が、自宅で飼育していた生き物たちの飼育設備の拡張、さらなる生き物を飼育するためのスペース確保、以前より視聴者から受けていた「生き物を実際に見たい」というリクエストに応えることを目的としてオープンした施設。

深谷爬虫類館

同館長は「爬虫類を主とした100種類以上の生き物を見て、触れて、餌やりなどができる施設となっています」と、その魅力について語ってくれたのだ。

今回話題となった「りんご握り潰し」は、館長が客の前でりんごを握り潰し、それを館内の10数匹いるリクガメ達に餌として与えられるという、27日からスタートしたばかりの新メニュー。

深谷爬虫類館

誕生の経緯について、館長は「私は趣味で筋トレを行なっていたパワータイプの人間で、YouTube動画上でりんごを握り潰してリクガメに与えていたところ、視聴者から人気のコンテンツとなったため、爬虫類館で実際にお客様に見て頂こうと始めたものです」と、説明している。もちろん、丸のままのりんごではリクガメが食べづらい、という事情もあったそうだ。

配信動画内ではりんごを握り潰すほか、スイカを手刀で叩き割ったりもしているというパワー系館長は、今回のツイートが大きくバズった件について「りんごの握り潰しは普段から行なっているので、ここまで話題になるとは思わなかったです」と、驚いた様子を見せる。

深谷爬虫類館

また、ツイートをきっかけに同館に興味を抱いた人々に向けて「リクガメりんごが大好きで、目の色を変えて食べにきます。しゃくしゃくと咀嚼する音も気持ち良いので是非注文してください」とのメッセージを寄せてくれたのだった。

生き物の「かわいらしさ」と、館長の「パワー」が楽しめる深谷爬虫類館に、ぜひ足を運んでみてほしい。


【施設詳細】

深谷爬虫類館

「深谷爬虫類館」

埼玉県深谷市荒川13-1

■何度見てもメニュー名がシュールすぎる

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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