このほど飼い猫の自慢の鳴き声を披露した動画がTikTokに投稿され、多くの人を驚かせた。猫はかなり空腹だったのか、飼い主が冷蔵庫から何かを取り出すと、大きくて長い鳴き声を響かせた。撮影者も思わず吹き出して笑っており、コメント欄には驚きや笑いの声が多数寄せられている。動物情報メディア『The Dodo』などが伝えた。

注目を集めている猫の“サム(Sam)”は、アメリカに住むドリューさん(Drew)の愛猫だ。先日、友人のオリーさん(Ollie)を自宅に呼んで一緒に過ごしていた時、サムの動画を撮影したという。

サムは普段の生活でほとんど鳴かず、よく遊びにくるというオリーさんですらサムの鳴き声を聞いたことがないほどのおとなしい猫だ。しかしごはんの時だけは鳴き声を上げて要求するそうで、その瞬間を撮影するためにオリーさんはカメラを構えた。

映像には、ドリューさんが冷蔵庫から何かを取り出す様子が映っており、すぐに駆け寄るサムの姿も確認できる。ドリューさんは用意していたごはんを取り出したようで、サムは「ニャオン」と短く鳴き、「早く!」とドリューさんを急かしているように見える。ドリューさんが冷蔵庫を閉めてラップを剥がし始めると、サムは待ちきれないのか大きな声で鳴き始めた。ところがその鳴き声は、予想をはるかに超えるものだった。

サムはドリューさんを見上げたまま大きく口を開け、息継ぎをすることなく長く鳴き続けたのだ。あまりにも長い鳴き声に、オリーさんは驚いてサムにズームアップして撮影したが、途中で吹き出して笑っている。「サムはクレイジーなほど長く鳴いていましたね。これまでで一番笑った瞬間でしたよ」と、オリーさんは当時を振り返った。

サムの驚異的な鳴き声を捉えたこの動画をオリーさんがTikTokに投稿すると、これまでに4500万回以上の再生回数を記録するほど大反響を呼んだ。コメント欄には「今まで聞いた中で一番長い“ミャオ”だよ」「長い間、ごはんをもらえなかったかのように叫んでいるね」「本当にお腹が空いていたんだろうな」「声の大きさにも長さにもびっくり」「最初の鳴き声が飼い主に聞こえていないと思ったのかも」「すごい肺活量だ」など冗談を飛ばす声や笑いの声が届いた。

飼い主のドリューさんも今回のサムの鳴き声には驚いたそうで、これほどまでに長い鳴き声は聞いたことがなかったという。「今思えば、あの時はキャットフードを新しくしたばかりで、これを気に入ったサムは『また同じものが食べられる』と思って興奮したのかもしれませんね」とドリューさんは推測している。

ちなみに過去にも個性的な猫がメディアに取り上げられたことがあり、様子がおかしい愛猫を動物病院へ連れて行くと「一緒にいるのにうんざりしているだけ」という事実が判明し、飼い主は苦笑いしながら治療費を支払ったそうだ。

画像は『The Dodo 2023年5月24日付「Attention-Seeking Cat Unleashes The Meow To End All Meows」(INSTAGRAM/HAUSER.DREW)』『011i3 2023年5月17日付TikTok「god damn sam」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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