アメリカの博物館の裏口に、「こわれもの」と書かれた木箱が置き去りになっていたそうだ。中を開けたところ、ネズミと人間のハイブリッドのような謎生物のミイラっぽいものと、手紙が入っていたという。
いったい誰がここに持ち運んだのかは不明だが、その黒っぽい謎生物は、ネズミのような頭部を持ち、首から下は人間のような体をしていた。
頭がネズミで体が人間とか、ネズミーランドに住むあの方を想像してしまうが、手紙には「これはリッチモンド・ラットボーイです」と記されていたという。
【画像】 博物館の裏口に置かれていた木箱に入った奇妙な謎生物
米インディアナ州リッチモンドにあるウェイン郡歴史博物館はFacebookで、裏口に何者かが木箱を置いて行ったこと、「こわれもの」と書かれた木箱の中には、に入った奇妙な形状の物体が入っていたことを明かした。
いったい誰が置いていったのかは不明だが、箱の中には手がかりとなる手紙が入っていた。
ラットボーイの正体は人為的に作られたもの
その手紙によると、リッチモンド・ラットボーイと呼ばれるこの物体は、置いて行った人の曽祖父の友人が所有していたもので、その友人はこの地域にたびたび訪れるサーカスで働いていたという。
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年代的には1910年から1930年代のものだそうで、博物館は、サーカスで「怪物のミイラ」として見世物として使用されていた可能性があるという。
博物館は、「ラットボーイ」は実際にはミイラでも剥製でもなく、骨組みの上に石膏と粘土で体を作り、着色され、実際の動物の毛や爪で装飾された作り物であることを明らかにした。
100年前のサーカスの客がそれを遠くから見て、奇妙な怪物のミイラと信じてもおかしくはないだろう。
経年劣化により、さらにおどろおどろしい雰囲気を放っている。
博物館の新たなコレクションへ
博物館はこの「ラットボーイ」を展示物に加える予定で、これを置いて行った人が、さらに詳しい情報を提供してくれたり、また、ラットボーイについて知る人がその物語を明かしてくれることを期待しているという。
そういえば日本でも、岡山県の寺が所蔵していた、長年「人魚のミイラ」と信じられていたもの科学解析が行われたが、19世紀ごろに人為的に作られたものであることが明らかになったよね。
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昔から人間は世界中でこういったものを作って、人々を驚かせていたんだね。ある種のエンターテイメントっちゃーそうなのかもしれないな。
References:Mysterious rat humanoid figure anonymously donated to museum | Boing Boing / written by parumo
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