沖縄県うるま市で、一時的に預かっていた保護猫を殴って死なせたとして、20代ホテル勤務の男が書類送検された。

 警察によると、男は2022年2月、自宅で預かり飼育をしていた生後3か月~4か月の保護猫オス2匹に、素手で殴るなどの暴行を加えた。そのうち1匹は内臓を損傷するなどして6か月の大怪我を負い、もう1匹は動物病院に運ばれて死んだ。

 保護猫の飼い主が男と連絡を取っていたところ、不審な点を感じたため警察に相談したことで事態が発覚。男が暴行したことが固まり、動物愛護法違反などの罪で書類送検した。警察の取り調べに対し、男は「言うことを聞かなくてイライラしたから殴った」と話しているという。男は保護猫の里親になることを希望し、譲渡に向けた一時預かり飼育をしていたとのことだ。

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 この事件に、ネット上では「ひどすぎる。始めから虐待をする目的で保護猫を迎えていたのではないか」「こんなことは絶対にあってはならない。虐待をする人間はお金を出したくないため、保護猫を狙うと聞く。里親募集を簡単にできてしまうのも問題では」「愛情がないから懐いてくれない。猫の現実を知ってそれが殺意へと変わるのは許せない」「二度と猫を飼えないようにしてもらいたい」と怒りの声が上がる。

 また、「こういうことがあるから、保護猫の審査基準が厳しくなる。もっと厳しくしなければいけないかも」「保護猫の里親募集の基準に、一人暮らしの男性は禁止というものがある。批判されることも多いけど、こういう事件を見ると妥当と感じる」などの声も出ていた。

 何の罪もない子猫を殺した男の行動に、怒りを禁じ得ない。

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