夏のトレード期限、さらにはレギュラーシーズン終了後の去就を巡り、最も話題を集めている1人がエンゼルスの大谷翔平だ。今オフにFAを迎えるにあたり、エンゼルスから他球団への移籍の可能性は今なお、囁かれている。投打で偉業を成し遂げてきている、今や米球界の「顔」とも言える存在であるがゆえ、現在まで移籍先として伝えられる候補球団は多岐にわたっているようだ。
米スポーツメディア『FanNation』が現地時間5月29日(日本時間)に配信したトピックではレッドソックスを大谷獲得候補としての「予備軍」と称しながら、その可能性を論じている。
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同メディアは「メッツやドジャースのようなクラブが最も論理的なマッチのように見える一方で、ボストンも噂に上がっており、その噂は今後も続くことが確実である」として、米球界関係者の間でもその見込みが根強いものであると記している。
さらに「ボストンは以前からオオタニに関心を示しており、この球団は最も可能性の高い目的地ではないかもしれないが、彼を獲得することは十分に意味を持つだろう」と獲得を望む理由にも言及。「レッドソックスはもう1人の先発投手を必要としており、オオタニはリーグ最高の投手の1人である。ボストンの指名打者ジャスティン・ターナーは38歳なので、ボストンにとって攻撃側でもオオタニを迎えることは理にかなっている」と投打両面のウィークポイントを補う存在であると指摘。
その上で「彼のような選手はMLBの歴史上、他にいないし、これからもいないかもしれない。獲得には5億ドル以上の費用がかかるかもしれないが、彼ならばすぐにレッドソックスをワールドシリーズ候補の地位に置くだろう」と期待を寄せており、「レッドソックスは最も可能性の高い選択肢ではないかもしれないが、それでも目を離すことはできない」とも付け加えている。
その大谷は現地29日(日本時間30日)、ホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場、チームは6-4で勝利し連敗を止めるも、背番号17はこの日もノーヒットに終わった。現在のバッティングの調子こそ下降気味ではあるものの、米メディアの反応を見る限り、多くのメジャー球団が獲得を望むトッププレーヤーであることには間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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