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就職する会社を決める上で、業務内容や年収はもちろん、社内の雰囲気を知ることも同じくらい重要であるようだ。兵庫県に住む40代後半の男性(営業/正社員・職員/年収600万円)は、ある会社の「経営企画職」に就いたものの

「異常に社内政治の発達した会社に入社してしまい」

わずか6か月で退職に至ってしまったという。(文:真鍋リイサ)

「人間にむかって『懐かない』なんていう管理職の下で働きたくない」

「社内政治」とは組織内で影響力を持てるよういかに動くかということで、まず考えられるのは上司との関係を良好にすることだろう。そのためこの会社では

「社内人脈構築のため、タバコを吸え、土日は上司とゴルフしろ、と言われる」
「朝はラジオ体操、朝礼、社訓の唱和があり」

といった昭和カルチャーが当然とされたようだ。いくら「人脈構築のため」とはいえ、この令和の時代に喫煙を強要されたり休日を奪われたりするのは耐え難いことだろう。

さらに「ボーナスは、入社後1年半先まで払われない事が判明」というから、仕事のやる気まで削がれてしまう。しかも男性の言う「昭和の会社」の「発達した社内政治」はそれだけでは終わらなかった。

「その後、入社半年で降格異動を告げられる。降格理由は上司に『懐かない』から」

ここまでの対応をされ、男性もさすがに退職を決断した。無事に転職も果たした男性は

「辞めて転職し、すっきりしました。動物でもないので、人間にむかって『懐かない』なんていう管理職の下で働きたくないです」

と清々したように語った。

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「社内人脈構築のためタバコを吸え、土日は上司とゴルフしろ」と言われて6か月で退職した男性