静岡県浜松市東区で、同区役所社会福祉課に勤務する26歳の男性職員に包丁を向け、「刺す」などと脅したとして、77歳無職の男が逮捕された。

 警察によると、男は25日午後2時頃、介護保険の更新のため自宅を訪れた職員に対し、「書類の記入が面倒くさいから更新をしておいてくれ」と発言。職員が拒否して書類への記入を求めると、突然包丁を持ち出し、「刺してやる」と脅迫した。

 被害を受けた職員が警察に通報し、駆けつけた警察官が男を暴力行為等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕した。取り調べに対し、男は容疑を認めているとのこと。職員に怪我はなかったが、精神的苦痛を受けたことは間違いないだろう。

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 この事件に、ネット上では「自分の感情をコントロールできず、キレやすい老人が巷に溢れている。とにかく男性職員が刺されるなどしなくてよかった」「わざわざ職員を家に呼びつけているのも異常。どこまで身勝手な男なんだ」「更新は自分のためにするもの。職員側としては、別に書きたくないなら書かなくてもいい。その代わりに更新をしなければ良いのだから」「何度も記入を求めたのは職員の優しさ。それもわからず脅すなんて」と怒りの声が上がる。

 また、「職員が1人で男の自宅を訪れる体制がおかしいと感じる」「凶悪犯罪者が増える中で、丸腰の市職員が何を持っているかわからない市民の自宅に派遣されるのは恐怖でしかない」「この事件をきっかけに訪問の体制を見直さないと、凶悪事件が起こる」などの指摘も出ていた。

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