●『丸亀製麺』から斬新なテイクアウト専用うどんが登場。早速調査してきた！
店内製麺の茹でたて讃岐うどんを使った美味しくて多彩なメニューが、世のうどん好きから圧倒的な支持を獲得している大人気チェーン『丸亀製麺』では、ただ今テイクアウト専用の新メニュー「丸亀シェイクうどん」を販売中です。
通常のうどんと同じく、オーダーを受けてから冷水で締めたコシのあるうどんを使用。気鋭のアーティスト・長場雄氏がデザインした店員さんのイラストをプリントした専用カップにうどんと特製だし、具材を入れて提供されるという、これまでにない新しいスタイルの一品となっています。
スッキリからボリューミーなものまで全3種ラインナップ
現在発売中のラインナップは全部で3種類。いずれも「ぶっかけうどん並（冷）」がベースとなっており、カップ一杯でもしっかりとした食べ応えとナイスな美味しさを備えています。
「梅おろしうどん」は、大根おろしとわかめ、梅ペーストを具材にした、さっぱり爽やかな味わいが特徴。「明太とろろうどん」は明太子、とろろ、刻み海苔を添えた、まろやかさと辛味が一体となったぶっかけうどん。「ピリ辛担々うどん」は、辛さが際立つ店内仕込みの担々肉みそに鶏と豚の合わせそぼろをブレンド。ラー油をひと回しし、濃厚な味わいのごまだれぶっかけだしでいただくパワフルな仕様です。
さて、いつもなら「果たしてどんな味わいとなっているのか、実食で確認したいと思います！」的な流れになるんですが、皆さんもご承知の通り「サラダ系うどん」の2品は諸般の事情により5月23日から販売が中止に。食べるどころか入手もできないメニューを紹介しても…ということで、今回は「梅おろしうどん」「明太とろろうどん」「ピリ辛坦々うどん」の3品に絞りまして、実食レポートをお送りしていきたいと思います！
「梅おろしうどん」
まずはぶっかけうどん系3種類から実食開始。味わいが一番大人しそうな「梅おろしうどん」。全体がよく混ざるように、フタをした状態でシャカシャカ。見た目はかなりどちゃっとした感じになりますが、問題は味ですよね。では改めまして、いただきます！ ずるるる…酸っぱすぎない梅ペーストの酸味と大根おろしのほのかな苦味、後から来たぶっかけだしの旨みが一体となって、優しく口の中に広がります。
ざらっとした大根おろしとわかめが食感のアクセントになりますが、油気が全くないこと、さらに水気の多さもあって味わいは実にヘルシー。梅ペーストと大根おろしが溶け込んだぶっかけだしを美味しく完飲してフィニッシュ。暑い夏にピッタリの、すっきりさっぱりなテイストでした！
「明太とろろうどん」
2品目は「明太とろろうどん」。大さじで2杯くらいのとろろと明太子、刻みネギと刻み海苔がトッピングされています。しっかりシャカシャカし、さらに箸で底の方から混ぜてから一口。明太子のピリッとした辛味、刻みネギのシャキシャキ感、海苔の風味、ぶっかけだしの旨みが、とろろのとろみを纏ったうどんと共に口の中へつるんと吸い込まれていきます。
食感から旨みまで全体をまとめつつ、自身の味わいも主張するとろろがいい仕事をしています。この組み合わせで食べることがほとんどなかった己の不明ぶりにガッカリしながら、2杯目もペロっと完食。ウマかった！
「ピリ辛担々うどん」
ぶっかけ系ラストは「ピリ辛担々うどん」。他のふたつとは異なるごまぶっかけだしを使用しています。シェイクを済ませてカップのフタを開けると、冷しであるにも関わらず風味豊かなごまの香りがほんのりと漂ってきます。箸を使って念入りに混ぜ合わせ、うどんをすすり上げると、肉みそのコクと甘さを感じた直後に、ラー油の風味と辛味がピシっと加わる旨辛テイストが口の中を支配します。
粒の大きい鶏と豚の合わせそぼろは、噛み締めるごとに旨みたっぷりの肉汁がじゅわっ。こちらは汁っ気が少な目で、ごまの風味が効いた肉みその濃厚な味わいがガツンときます。カップ3杯目＝うどん3玉目を無事に完食しましたが、全然飽きが来ないし胃袋もまだまだ余裕。美味しいって罪ですね（笑）
まとめ
シェイクドリンク用のカップに入れられた今回の「丸亀シェイクうどん」は、食べやすさに関しては全くもって問題なし。しっかりシェイクして混ぜるというのが、ワクワク感というかアトラクション的な要素にもなっています。そして何より、滴るようなつゆが使われていないのが大きなポイント。シェイクした際に飛び散らず、また食後の処理に頭を悩ます必要がないというのは本当にありがたいですよね。
今回実食した3品に関してはうどん、だし、具材の全てにおいて美味しくいただくことができました。当然ながらこの先も終売するまで変わることなく、新たなスタイルでうどんを楽しめるメニューであり続けるはず。『丸亀製麺』に寄られた際はぜひオーダーして、シャカシャカ美味しい一杯を存分に味わってみてはいかがでしょうか。
（撮影・文◎河西まさあき）
コメント