今季6勝目を挙げた菊池。開幕から好調を維持している(C)Getty Images

 現地5月30日(日本時間31日)、ブルージェイズ菊池雄星が本拠地で行われたブリュワーズ戦に先発登板。5回を投げて3安打2失点の投球で今季6勝目を挙げた。この試合で白星をゲットした菊池は日米通算100勝を達成した。

 記録づくめの一日だった。初回、相手2番打者のミラーにレフトへヒットを許すと、続くコントレラスにスライダーを捉えられ、先制の2ランホームランを浴びた。それでもその裏の攻撃で味方打線が反撃。ゲレロJr.、チャプマン、メリーフィールドが放った計3本のタイムリーヒットでブルージェイズが4点を奪い、逆転に成功した。

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 援護をもらった菊池は2回以降、粘りの投球を見せた。この日は計5四球を与えたが、要所を締める投球で、勝利投手に輝いた。これで菊池は日米通算100勝を達成。さらに、4回表に相手7番打者のジョーイウィーマーから奪った三振でメジャー通算500奪三振に到達。日米通算100勝とメジャー通算500奪三振を同日に達成した菊池に、球場のファンからは大きな拍手と歓声が送られていた。

 複数の記録を達成した菊池に米メディアからも称賛の声が上がった。ブルージェイズの公式Twitterは「ユウセイのマイルストーン・デー。日米通算100勝、メジャー通算500奪三振を達成!」と、記念ボールを持った笑顔の菊池の写真とともに投稿。さらに日本語で「おめでとうございます!」とツイートし、左腕を祝福した。現地メディア『Sportsnet』の公式Twitterも「通算500奪三振を達成したユウセイ・キクチへスタンディングオベーションが起こった」と絵文字付きで投稿した。

 また、現地の老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』は記事を配信。「ユウセイ・キクチは勝利を収め、この試合だけで2つのマイルストーンを達成した」と節目の記録達成を伝え、「ブルージェイズに移籍した2022年は6勝を挙げたが、今年は早くもその6勝を挙げた」と記載し、今季の好調ぶりを称えた。

 菊池雄星が粘りの投球で4試合ぶりの白星を手にし、節目の記録を達成した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

菊池雄星の日米通算100勝&メジャー通算500奪三振達成を米メディアが称賛「1日で複数のマイルストーンに到達した」