現地時間5月31日(日本時間6月1日)、エンゼルスはホワイトソックスと対戦し、12-5と大勝、2カード振りの勝ち越しを決めた。このゲームで大谷翔平、マイク・トラウトらにホームランが飛び出しており、久々の2桁得点での大勝で5月を締めくくることとなった。
大谷翔平はこの日、「3番・指名打者」で先発出場し、3・4回に2打席連続本塁打を放っており、3回の第2打席ではホワイトソックス先発、ランス・リンのストレートをとらえると、打球はセンターフェンスを越えバックスクリーン左に飛び込んだ。さらに4回にも高めの速球をフルスイング、今度はライトスタンド上段に運んでいる。
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前日に続いての敵地での本塁打はいずれも、飛距離も十分な完璧な当たりであり、ここ数試合囁かれていた打撃不振の声も吹き飛ばした。もちろん米国内でも、この大谷らしいアーチを報じており、さらにトラウトとの「共演」にも賛辞を贈っている。
米ニュースメディア『Whittier Daily News』ではこの日のデーゲーム終了後、この試合のトピックを配信しており「低迷していた2人のスターが勝利を確定させた」と両主砲の活躍を伝えている。
トピックではエンゼルスのフィル・ネビン監督のコメントも掲載。2人の本塁打を打つことで「ダグアウトの雰囲気が違う」として、チームの印象を述べている他、「我々は彼らを必要としている。今日のような試合は、彼らが彼らである理由だ。彼らは確かにチームを背負い、我々を支えてくれる。今日、彼らはそれをやってのけた」と称えたとしている。
また同メディアは、翌日より同地区のアストロズとの4連戦を迎えるにあたり「ショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトは、ちょうどいいタイミングで息を吹き返した」と評しており、続けて「オオタニとトラウトの活躍があれば、この4連戦でのエンゼルスのチャンスは大きく広がる」と見込みも示した。
加えて、この日大量リードでの勝利だったことで「エンゼルスはアストロズシリーズのためにトップリリーバーを温存することができた」と投打で良い流れのまま次カードへ挑むことができるとも指摘している。
2試合で3発5打点と久しぶりに快音を轟かせた大谷をはじめ、勢いを取り戻したかにみえるエンゼルス。ここから上位に食らいついて行くためには、翌日からのワールドチャンピオンとの4連戦が正念場となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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