お笑い芸人のほんこん(59歳)が、5月31日に自身のYouTubeチャンネルを更新。オリエンタルラジオ・中田敦彦による“松本人志批判”に対し、自身の見解を語った。

この日更新した動画「オリラジ中田くんの発言『審査員辞めて』直接言えばいいのに」では、まず、視聴者から寄せられた「オリエンタルラジオの中田さんが自身のYouTubeで、『松本さんが審査員をやりすぎ、何個かやめてくれないですか、などの発言がありました。どう思いますか? 松本さんも、『テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん、連絡待ってる!』とおっしゃってましたが…」との質問を読み上げる。

ほんこんは「私は、中田くんのそのYouTubeは見てないんですけども」とした上で、「なぜそんなことを言うんかな、とかいうのは思うね。『IPPONグランプリM-1グランプリキングオブコント、すべらない話など、どれかで優勝しない限り今の芸人は売れずに、影響力もない』と中田は主張、と。IPPONグランプリで優勝しなくても、爪痕や、目立ったらまたオファーがあって、『あ、この子面白いな』っていうので、必ず絶対誰かが見てるということで、俺は売れへんとは思えへんしよ。M-1グランプリも優勝した人は仕事がバーってとりあえず入ってくるけども、あとは平場が強いか、強くないかっていうのもあるんではないかな、とか思う」などと語る。

また、キングオブコントで、審査員の松本人志が97点の高得点を付けた、お笑いコンビ・にゃんこスターにも触れ、「その人が評価するから、その芸人はおもろいなっていうレッテルも貼られるっていうのもあるんですけども。あのにゃんこスターのね、3助くんやったっけ、『マルコポロリ』に来て、本当にえらい目になってましたけどもね。そういう子もいてるし、それがまた、今度ね、みんなでそういう風に『松本さんがおもろいって言ってくれたのに、全然おもろないわ』って言って落ちていくけども、またそれをバネしてっていうことで」と語った。

さらに、中田が話す内容が「松本さんを超える人がいてない」という風にも聞こえるとし、「それはもうみんな実力。これは過去の演芸とかエンタメなんか、その時代、その時代ってね、いろんな人が出てくんねんから、って思いますよ。ほんとに。エンタツ・アチャコさんとか、噺家で言うたら桂春団治さん、それを超える方もバンバンバンバン出てきて、立川談志師匠もそやし。関西では三枝師匠、のちの文枝師匠。六代目松鶴師匠にお前は芸風は吉本やから吉本行けって言うて、吉本に来て、吉本が傾いてたけど立て直したのが仁鶴師匠。そういう歴史とかを見たら、どうなんかなとか思いますけどね。一過性のものって思うし、ほんならね、ビッグ3、さんまさん、タモリさん、たけしさんがずっとおったって言うけども、その後にとんねるずさん ダウンタウンさん、ウンナンさんとかも出てきたではないか、ナイナイも。今田、東野もおるし」と続けた。

そして、「松本さんが『審査員全部やめるわ』ってなったら、これまたあれですよ。そのスポンサーもつかんわ、番組成り立たんわってなっていったら、これどないするのっていう話になってくるし。もうあなたはYouTube大学かなんかでね、えらい再生回数があんねんから、それはそれでの才能やねんからと、みんなね、その場所で才能があるって言うところを認めていきゃええと思うところでございますけども」と語った。

ほんこんは、中田の姿勢に否定的なわけではなく、「先輩にもの申すのは、全然いいとは思うんです」とも。そして「別にYouTubeを通して言わんと直接言うて、松本さんもね、直接会うて話したらええがな、というところでね。そういう形が一番いいんちゃうかなとか、俺は思うところでございます」と語った。