一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまぐちは、周防大島町、周防大島町教育委員会、周防大島町B&G海洋センターと共に、環境省日本財団による海洋ごみ対策共同事業の全国一斉清掃キャンペーン「海ごみゼロウィーク2023」にあわせ、「海洋ごみゼロ」活動の啓発イベントを実施いたしました。海洋性レクリエーションと密接に関わる水辺の環境保全、特に海洋ごみに関する知識とごみ削減意識の向上を図ることを目的としています。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

  • イベント概要

・開催概要:海岸・海上清掃、フィールドワーク、カヌー・SUP体験

・日程:2023年5月28日(日)9:00~12:00

・開催場所:周防大島町B&G海洋センター艇庫及び艇庫前海岸

・参加人数:80名 

・協力団体 :柳井海上保安署、大島商船高等専門学校山口県地域海洋センタ―連絡協議会、日赤周防大島町赤十字奉仕団、横見区、屋代島さとうみネットワーク、沖浦小学校、公益財団法人 全国友の会 「柳井友の会」、周防大島町B&G海洋センター育成士会、B&G大島海洋クラブ

  • 海ごみゼロウィークにあわせ、海岸と海上の清掃

参加者は、地元の小学生親子や地域に暮らす方たちのほか、協力団体の方々が周防大島町内外から参加されました。まずはクリーン作戦を開始。一見きれいに見える海岸も、発泡スチロールやペットボトル、陶器やガラスの破片など、小さなごみがたくさん混じっています。「近くに来るとごみが多いね」などと会話をしながら参加者はトングや軍手を使って丁寧にごみを拾っていきます。

また、海の上ではカヌーやジェットスキーなどが航行。「獲れた~?」「こんなおっきいのがあった~」とごみを見せ合いながら海上に漂う漂流ごみを回収していきます。

約1時間かけて、人工物を中心に約30袋のビニール袋が一杯になるくらいのごみを回収しました。

  • 海岸にはどんな生き物がいるのかな?生き物や植物を調べよう!

続いては、きれいにした海岸で生き物たちの観察です。海岸はちょうど干潮になる時間。参加者たちは捕獲用の網と虫かごを持って再び海岸に行きます。ほどなく「エビがおる~」「魚見つけた!」「カニじゃあ!」等の歓声。岩陰や潮だまりに残された植物や生き物を採集していきました。採集した虫かごを持って陸に上がったあとは、お勉強の時間。参加者が採集したものを、全国で3番目に小さい水族館「なぎさ水族館」の内田博陽学芸員がひとつひとつ解説していきました。その結果、31種類の生き物たちがいることが判明。「この海岸は水質も大変きれい、生物環境も豊かです。」という内田さんの言葉に、子どもたちもうれしそうな表情を浮かべていました。採集した生き物たちは海に返し、フィールドワークは終了しました。

  • 最後は海を楽しむ!カヌー&SUPを体験

海をきれいにし、海を学んだ参加者たち。最後は海を楽しみます。身体に合ったライフジャケットを身に着け、インストラクターと共にカヌーとSUPを体験します。「今日の海は穏やかだけど、波が高い日とか天気の悪い日は海に出ないようにね。」海の楽しさだけでなく怖さもしっかり学びました。参加者は思い思いにパドルを動かし、海上をスイスイ泳ぐように進んでいました。

  • 参加した子ども・保護者からの声

・周防大島の海はきれいだと思っていたが、海岸は意外とごみが沢山あった。

・海にはいろいろな生き物がいるのがわかった。海をきれいにしてもっともっと生き物が暮らしやすくしたいと思った。

<団体概要> 

団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまぐち

URL:https://yamaguchi.uminohi.jp

活動内容:山口県は三方を瀬戸内海日本海、響灘という異なった特色のある3つの海に開かれた「海口県」です。ふるさとの海の現状を一人でも多くの人に知ってもらい、海口県を未来につなぐ行動を拡げていくことを目的に活動しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

配信元企業:海と日本プロジェクト広報事務局

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