世界の子どもを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(事務局長:木内 真理子、以下「WVJ」)は、塩野義製薬株式会社(代表取締役会長兼社長CEO:手代木 功、以下「塩野義製薬」)とともに、ケニアの母子保健事業「Mother to Mother SHIONOGI Project」の第三期事業を開始したことをお知らせいたします。

WVJと塩野義製薬は、2015年より、塩野義製薬およびSHIONOGIグループ社員からの寄附をもとに本プロジェクトを行い、ケニアの母子健康改善に向けた取り組みを推進してまいりました。この度第三期事業として、ケニア共和国ナクル県での支援活動を新たに開始しました。

第三期事業の事業地であるナクル県ギルギル準県のキアムボゴコ地域では、保健施設のインフラ整備の遅れや、地域全体で1つの保健センターに患者が集中してしまい、必要な時に、基礎的な医療サービスが受けられないなど課題があります。また、発育阻害や低体重といった子どもの栄養状態や、改善された衛生施設(トイレ)へのアクセスが低く、子どもの下痢症も課題です。

<写真>第3期事業の事業地にある診療所にて。塩野義製薬、ワールド・ビジョン・ジャパン、ワールド・ビジョン・ケニアの関係者

WVJと塩野義製薬は、2015~2021年、第一期事業(事業地:ケニア共和国ナロク県)を完了し、2020年に開始した第二期事業(事業地:ケニア共和国キリフィ県)を推進しています。このたび開始した第三 期事業では、これまでの事業で得られた学びを活かし、ナクル県ギルギル準県の大きな課題である医療アクセスの向上や子どもの下痢症の低減に注力してまいります。

<画像>Mother to Mother SHIONOGI Projectのコンセプト・ビジュアル

【第三期事業の概要】

事業地:ケニア共和国ナクル県ギルギル準県キアムボゴコ地域

期間:2023年6月~2026年5月(3年間)

対象保健施設:4施設

支援内容:保健施設の整備(産科棟の建設等)、子どもの下痢症低減を目指した水衛生環境整備、医療従事者の能力向上、地域の保健人材の育成、地域住民への教育・啓発

事業費(初年度):2,000万円

<写真>診療所で診察を待つ赤ちゃんを抱くWVJスタッフ

塩野義製薬株式会社

塩野義製薬は取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「医療アクセスの向上」を特定し、国際的なパートナーとの連携も含めた活動もさらに強化し、持続可能な社会の実現に向けて、AMR治療へのアクセス向上への貢献やアフリカでの母子支援活動を行っています。当社は感染症のトータルケアを目指し、感染症の研究開発のみならず疾患の啓発活動など、感染症に対する取り組みを幅広く進めながら、企業としての社会的責任を果たしてまいります。詳細についてはhttps://www.shionogi.com/jp/ja/をご覧ください。

国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン

ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて、開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際 NGOです。国連経済社会理事会に公認・登録され、約 100 カ国で活動しています。日本事務所は東京都中野区です。詳細についてはhttps://www.worldvision.jp/をご覧ください。

配信元企業:特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

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