梅雨前線の影響で日本列島にはべったりと雨雲がかかっています。特に東日本から西日本にかけて雨雲が発達しており、午前中は高知県線状降水帯が発生。重大な災害の危険度が高まっています。
線状降水帯が発生すると、ゲリラ豪雨がずっと続いているような状況です。
一つの雨雲自体の寿命は30分から1時間くらいと短いので、ゲリラ豪雨は激しい雨が降っても短い時間で止むことが多いです。
しかし、線状降水帯は雨雲が次から次へと発生して連なるので、長時間、激しい雨が続いてしまうわけです。激しい雨が長時間続けば、それだけ雨量が多くなります。
すでに6月としては記録的な雨量になっている所がありますが、午後も東日本や西日本を中心に非常に激しい雨や雷雨となりそうです。
特に雨が長引く太平洋側では災害級の大雨になることが予想されますので、警戒をお願いします。

気象予報士・多胡 安那)

2日午前6時の天気図と衛星画像。