タレントのryuchellが、5月31日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。上の世代に対して「怒って相手を黙らせる」という偏見があったと語った。

番組はこの日、“キレやすい親”に悩む人たちの声に着目。年齢を重ねることで、怒りの感情がコントロールできなくなる理由を、精神科医に聞いた。

精神科医の和田秀樹氏は「年齢を重ねると、感情の切り替えやコントロールをしている脳の前頭葉の機能が低下していく。また、老化だけではなく、前頭葉への血流が低下して窒息状態になり、理性が働きづらい状態になる。さらに、“自分の正義”に固執してしまい、それに反することが起きると、怒りの感情が収まらなくなる傾向がある」と解説。

これを受けて、番組MCを務めるryuchellは「私たちの世代は“キレる人”は浮いた存在だったのに、上の世代は急にキレるイメージがあった。そのため『あの世代は、怒って黙らせる時代だったのかな?』と偏見があったけど、和田さんの話を聞いて、理解できた」とした上で、「私たちだって、ゆくゆくは下の世代から『すぐにキレる』と思われる時期が来る。そう考えると、キレている人を見ても、優しく接しなければいけないと思った」とコメント。

また、「もし、自分の親が感情のコントロールができなくなってしまったら、『この話をしたら機嫌が良くなるな』という話題を見つけるなど、コツを掴んで上手に付き合っていくしかない」と話した。