写真家・石井麻木による写真展『3.11からの手紙/音の声』が、新潟、仙台、札幌にて開催が決定。

福島県から始まり全国を巡回している写真展『3.11からの手紙/音の声』。震災直後から写し続けてきた12年間の東北の様子、その地で鳴らされた音の声。この12年間を決してわすれないために、そしてまだ終わっていないことをアーティストからのメッセージと共に、写真とことばで届けられる。

展示アーティストは下記の通り。

ACIDMANBiSHBRAHMANCaravanDragon AshELLEGARDEN / G-FREAK FACTORY /MONGOL800MONOEYESMAN WITH A MISSIONORANGE RANGEROTTENGRAFFTYSLANGTHE BACK HORNThe Birthday / the LOW-ATUS / LOW IQ 01 / 猪苗代湖ズ / 片平里菜 / 清春 / 後藤正文 / サンボマスターストレイテナー四星球高橋優東京スカパラダイスオーケストラ / 東北ライブハウス大作戦バンド / 怒髪天長澤まさみ / 細美武士 / ホリエアツシ / 箭内道彦 / 渡辺俊美 and more(五十音順・敬称略)

写真展『3.11からの手紙/音の声』は、7月14日(金)〜17(月祝)に新潟・小千谷市 DIAL HOUSEにて、8月9日(水)〜15(火)は宮城・仙台三越 定禅寺通り館1階 光の広場にて、8月22日(火)〜27(日)は札幌・さいとうギャラリーにて開催。入場無料で、全日程でオリジナルグッズの販売も予定している。

また、合わせて世界文化社より今年2月22日(水)に刊行された、東日本大震災を知らない子どもたちへ記憶を引継ぎ、希望を伝える写真絵本『ただいま、おかえり3.11からのあのこたち』のパネル展も展開される。

石井麻木 コメント

この写真絵本を作らせていただくにあたり、震災直後からの12年分の写真をすべて見返しました。さまざまな想いがめぐり、何度も何度も写真を入れかえました。

きのうという日があったこと、今日笑っていられること、あしたまた逢えること、なにひとつあたりまえじゃなかった。なにげない挨拶や交わすことばが、伝えられるうちに声を想いを届けることが、いちにいちにちを懸命に過ごすことがどれほど尊いものだったか、あらためて気付かせてくれたのは東北の地でした。

抱えきれないほどのかなしみもくるしみもひとつひとつだきしめながら過ごしてきた12年間。

そのなかから届けたいものがあります。

いま、そこにいてくれること。

いま、ここにいるから伝えられること。

13回忌をむかえた今年、あの日を知らないこどもたちにも伝えられたら、繋げていけたらと、すべての想いを込めてこの写真絵本をお届けさせてください。