ウルヴァーハンプトン(ウルブス)が2日、今季で契約が満了となるポルトガル代表MFジョアン・モウティーニョと元スペイン代表FWジエゴ・コスタの退団を発表した。スポーツディレクター(SD)のマット・ホブス氏のコメントと共に公式サイトで伝えている。

 現在36歳のモウティーニョは、2018年夏にモナコから加入。初年度から定位置を確保し、クラブの年間最優秀選手にも輝いていた。その後もクラブの中心として活躍を続け、在籍5シーズンで、公式戦212試合に出場。今シーズンも36試合に出場して2アシストを記録していた。

 現在34歳のコスタは、昨年の9月に1年契約でウルブスに加入。自身にとって5シーズンぶりのプレミアリーグ復帰となった今シーズンは、25試合で1ゴール。クラブをトップハーフに押し上げる活躍はできなかったが、若手選手の模範としてクラブに貢献した。

 両選手の退団を受け、マット・ホブスSDは、以下のようにコメントをしている。

 「ジョアオ(モウティーニョ)は、ウルブスのエンブレムを身に着けた最高の選手の一人として語り継がれることになると思う。彼は、ここにいる間中、チームに欠かせない存在だった。ここ4、5年の我々の成功は、彼のおかげだ。我々は、ジョアオがウルブスで行ったすべてのことに感謝し、彼の将来の幸運を祈っている」

 「ジエゴは、クラブの価値観や文化を理解し、信じられないほどの活躍をしてくれた。ピッチの上では、まだ多くのことを提供できることを示し、ピッチの外では、特に若いブラジル人選手たちにとって、素晴らしいチームメイトであった。プレミアリーグ残留を達成するために、彼は本当に重要な役割を担ってくれた」

 また、同様に今季で契約が切れるFWアダマ・トラオレについては、クラブとしては引き留めたい意向を明かし、現在、契約更新に向け交渉中であることも明かしている。

今季で退団するモウティーニョ(左)とジエゴ・コスタ(右)