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先日、沖縄に近づき、本州の南を進んだ台風2号は、記録的な大雨を降らせる要因の一つとなりました。日本の南に目を向けると雲の塊が見られ、今後台風へ発達する可能性もあります。今後の情報にご注意ください。

台風の発生や近づく可能性は?

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きょう4日(日)は、台風2号から変わった低気圧は日本の東に離れ、西~東日本は広く晴れています。ただ、日本の南には雲の塊があり、複数ある予測の中には台風に発達させ、日本に近づくものもあります。今後の情報には注意が必要です。

熱帯擾乱が発達するためには海面温度も重要になります。海面温度が26℃以上だと台風が発達しやすいと言われていますが、きのう3日(土)の日本近海の海面水温を見てみると、南西諸島付近まで、26℃以上となっていることがわかります。仮に台風が北上してくる場合は発達しながら進んでくることになります。

日本に近づくだけでも、今回の台風2号のように梅雨前線に熱帯由来の暖かく湿った空気を供給して、記録的な大雨をもたらすこともあります。

6月の台風発生数は?

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1991年から2020年までの30年間の月別台風発生数の平年値を見ると、8月や9月が5.0以上と多くなっています。

6月は1.7個となっています。発生数自体はそれほど多くありませんが、この時期は梅雨前線が日本付近に停滞する時期で、台風が近づくと、大雨をもたらすこともあります。大雨に対する日ごろからの備えが必要となります。

災害を前に 今 何をすべきか

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台風の接近を前に、いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。

①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。
②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。
③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。

また、普段から、避難場所や避難経路を確認しておくのはもちろん、家族で、緊急の場合の連絡手段と、その方法を話し合い、落ち合う場所などを決めておくのも大切です。

日本の南には雲の塊 今後台風への発達の可能性は?