タレントの上沼恵美子が、6月4日に放送されたバラエティ番組「上沼・高田のクギズケ!」(読売テレビ)に出演。“松本人志批判”で騒動になっているオリエンタルラジオ・中田敦彦(40歳)に対して苦言を呈した。

先日、中田がYouTubeに「【松本人志氏への提言】審査員という権力」と題した動画を投稿し、大騒動となっていることを番組でもピックアップ。中田は動画の中で、松本がさまざまな賞レースの審査員を務めたり、“顔役”になっているというお笑い界の状況について説明し、松本に権威が集中していると“批判”していた――と紹介される。

上沼はまず、「なんでこんなこと言うたんでしょうね」「言う必要もないよな」とコメント。「松本さんは…やりたくて審査員やってると思えないんですよ。責任感やと思うんですよ。やっぱり松本人志さんが審査員やるっていうのは、権威があるような。重さが違います。箔が付く、もっと言うとスポンサーが付く。松本さんご本人は責任を果たしてるだけ。偉ぶってるわけでも絶対ないし」と語る。

そして、中田に対して「ちょっと走ったね、中田さんね。賢い人やのにね。審査員って、私もちょっとやらせていただいたから分かるんですけど、いっぺんやってみ? 審査員。大変やで。特に『M-1』なんて言うのは将来を決める、どこにそんな決める権利が自分にあんねんと思う」と語った。

また、松本については「(松本は)責任を果たして、偉い方やなと思います。重たいと思います。だってソフトタッチの、柔らかい人やないですか、松本さんて。それを“権威の塊”みたいなことは、間違ってると思いますね。絶対そんなことないから。偉いなぁ、と思う」「やっぱり松本さんがおったほうが箔が出る。格が上がる、みたいなものがある。そして今の若い芸人さんは、ほとんどダウンタウンさんの影響を受けてお笑いやりたいと思った方が多いわけやから、松本さんに気に入られるためにやってても仕方ないと思う。結果、そうであって良いと思いますよ。松本さんに笑われたい。おもろいヤツやなと言われたい。って思うのは自然や思うんですよ」と、松本がいくつも審査員を務めているお笑い界の現状に対する、自身の見解を明かした。

さらに「傷つきますよね、そう思うんですよ。(松本は)でかい人やから傷ついてないかもわからへんけど、私、こんなこと言われたら腹立つわ。(審査員を)喜んでやってるわけではない。責任持ってやってるわけで」「時代も変わっていって、(中田は)頭の良い人やから、いろんなことが去来するんやろね。でも松本さんを責めたらアカンわ。あの方は、そんな方じゃないんでね。えばってこんなことしてるような人じゃないから、気の毒だ」とも。

最後は「いらんこと言うたな。平たく言えば。いらんこと言わんでよろしい。あなた賢いねんから。そっち(YouTube)でやっといたらええのよ」「(松本は)イヤやろなぁ、と思うの。(M-1の審査員を)紳助さん辞めていったでしょ。ポンっと『お前に任せたぞ』って言われたから、もう身動きつかないんだと思いますよ」「(自分が)しんどい審査員だったので、こんなん言われんねやって、気の毒です」と、松本の心情を慮った。