
さて前回、マクドナルドのマスコットキャラクターであるピエロのドナルドが姿を消しつつある現状をお伝えしたと思うが、香港ではドナルド像が1店舗にしか残されていないという。
その最後の1体となったドナルドは石外角村のショッピングモール内にあるのだが、このモールの全店舗のリニューアルされることとなった。
ついにドナルドは香港から消えちゃうの?と心配になった住民たちもいたようだが、この店舗ではあえて1990年代風に店をリニューアルし、ドナルドを温存させたそうだ。
ここにくれば古き(そこまで古くもないけど)良き時代のマクドナルドの雰囲気を味わうことができるとして、逆に人気を集めている。
【画像】 香港で最後の1体となったマクドナルドのドナルドの行方は?
時代の流れにより、かつて人気者だったピエロのドナルド(海外ではロナルドと呼ばれる)は、2016年にアメリカでは事実上引退になった。
高カロリーのファストフードを子供たちに宣伝するキャラクターはいらないという市民団体の動きや、世界各地で多発した、ピエロの恰好をして人々を恐怖に陥れるキラークラウンの存在、さらにはピエロを恐怖の対象として描いた映画などの影響による。
ドナルド自体に何の罪もないのだが、今や日本でもほとんど見かけなくなったドナルドは、香港では唯一1体のみしか存在していないという。
それが石囲角新村のショッピングモール内にあるマクドナルドだ。
[もっと知りたい!→]世界を震撼させている「不気味なピエロ」大流行の源流に、日本のマクドナルドCMが影響している?
だがこのモールでは新たに全店舗の改装工事が行われることとなった。これでドナルドもいなくなるのか?
皆がそう思っていたが、5月下旬にリニューアルオープンした時、皆は安堵したという。そこにドナルドはまだいてくれたのだ。
店舗を1990年代風にリニューアル、懐かしいドナルドの仲間たちも
香港では「マクドナルドおじさん」の愛称で親しまれているドナルドは、継続して店の中で顧客に手を振り続けてくれていた。
実はこの店、あえて1990年代のレトロなマクドナルドの店舗に近づけるように改装したのだそうだ。なので改装後の方がノスタルジーが漂っている。

あの時代のマクドナルドに存在したモチーフがいたるところにちりばめられており、壁紙には、ビッグマックポリスやハンバーグラー、グリマス、バーディーなどの懐かしいドナルドの仲間たちが描かれている。

1980年代以前のおともだちは、懐かしさがこみあげてきて、子供の頃の記憶がよみがえってくることだろう。
残念なことに値段は当時のままじゃないし、注文もデジタル化されているけれど、それでもこの店舗は香港の人々たちの新たな訪れるべきスポットとして注目を集めているようだ。
McDonald's in Shek Wai Kok reopened today after a retro refurbishment.
— Aaron Busch (@tripperhead) May 30, 2023
(📸: HK01)https://t.co/YaovKfdknn pic.twitter.com/VefEYBZK8j

コメント