空軍増強中のナイジェリア

大統領府が正式にアナウンス

ナイジェリア大統領府は2023年5月27日イタリアレオナルド製のジェット攻撃機M-346FAの取得に向けて動いていると発表しました。

仮にナイジェリア空軍への配備が実現すると、軽攻撃機タイプのM-346FAとしてはアフリカ初の採用国となり、練習機であるM-346を含めてもエジプトに次いで2か国目になります。

ナイジェリアは、2015年3月から2023年5月29日まで大統領だったムハンマド・ブハリ前大統領が空軍強化を推し進めており、ターボプロップ軽攻撃機のA-29「スーパーツカノ」12機、ジェット戦闘機のJF-17「サンダー」3機、Mi-35M攻撃ヘリコプター5機などを任期中に取得しました。

M-346FAに関しても取得が噂されていましたが、5月27日ナイジェリア軍の主要調達プログラムに関する詳細を記した表を、大統領府がネット上に公開したことが正式な表明となりました。調達数は24機になるようです。ほかに、アメリカ製の攻撃ヘリAH-1Z「ヴァイパー」12機の取得も発表されています。

レオナルド製ジェット練習機のM-346(画像:レオナルド)。