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中国大手チェリー、欧州販売を強化

中国の自動車大手チェリー(奇瑞汽車)は、新ブランドの「Jaecoo」を欧州に導入予定であることを明らかにした。

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チェリーは今年2月、傘下ブランドの「Omoda」を2024年から欧州で発売すると発表したが、そのあとに続く形でJaecooを導入するという。

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2024年に欧州発売予定のJaecoo 7    チェリー

JaecooとOmodaは、チェリー傘下の独立したブランドであり、英国では並行して販売される予定だ。チェリーの英国担当マネージャーのビクターチャン氏はAUTOCARに対し、「100以上の販売店」と交渉中であると語った。

チャン氏は「来年2月の発売までに、約40~50のディーラーが加盟する予定です」とし、直営店とフランチャイズの組み合わせで「主要都市をカバーする」計画だと明かした。

Omodaからはまず、コンパクトクロスオーバーの「C5」が発売され、ガソリン車とEVが用意される予定だ。C5のガソリン車は「2万5000ポンド(約430万円)を下回るはず」とチャン氏は述べており、英国で最も安いクロスオーバーの1つとなる見込み。

チャン氏は英国市場で成功の見本とする「老舗」ブランドとして、トヨタヒョンデ、キアの名前を挙げた。チェリーの「幅広い製品ラインアップ」と「より競争力のある戦略」によって、中国メーカーとして大きな成功を収めることができると自信を見せている。

Jaecooからは、コンパクトSUVの「7」が発売される。Jaecoo 7は上海モーターショー2023で発表されたモデルで、全長約4451mm、全幅1830mm、全高1680mmのボディに1.6LガソリンエンジンまたはPHEVパワートレイン(1.5Lガソリンベース)を搭載する。

Jaecoo 7の欧州仕様については後日明らかにされる予定だが、中国市場向け車両は、14.8インチの縦型タッチスクリーン、ヘッドアップディスプレイ、スマートフォンのワイヤレス充電器を備えた高級感のあるインテリアに加え、顔認識機能、レベル2プラスの運転支援システム(限定的なハンズオフも可能)が特徴だ。


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