昼間は30℃近くになる日が増え、水分補給が欠かせない。お茶やスポーツドリンク、炭酸飲料など、様々な飲み物を口にすることだろう。

いま、ネット上では、入手難易度が少々高めなドリンクに注目が集まっていて…。

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■梅よろしに注目が

事の発端は、5月中旬に投稿されたあるツイッターユーザーの投稿。内容としては『梅よろし』というジュースが美味しいものの、山の自販機でしか見かけないというものだった。

梅よろし

梅よろしはタイドードリンコから販売されており、梅の果汁に濃縮した梅エキスを合わせた飲料。爽やかな梅の酸味とほのかな甘みでスッキリした味が特徴的。お値段は、280mlペットボトルで145円(税込み価格)。

美味しいのは間違いないが、確かにスーパーやコンビニよりも、自然に囲まれた場所で目にすることが多いイメージだ。


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■「中々置いてない」という声も

件のドリンクはネット上でも話題に。「中々置いてないからレアなんだよね」「これ大好き。タイドーの自販機見つける度チェックして出会えた時の喜びよ」「めっちゃ美味しいけど、タイドーの自販機でもないとこ多い」など、入手難易度の高さに共感する声が続出。

一方で、「田舎のガソスタには大体あるイメージ」「田舎の家の近くにも会社にも普通にある」「学校の自販機に普通に売ってるで」といった、飲み慣れた人の声も見受けられる。

地域によって差があるのだろうか。梅よろしの実態を探るため、同飲料を販売するタイドードリンコに取材したところ、「意外な事実」が明らかになったのだ。


■じつはロングセラー商品だった

梅よろしは2004年に発売されたという。タイドードリンコの担当者は、「日本人の味覚に馴染み深い、梅の爽やかな果汁感が好評をいただき、老若男女問わず、幅広くユーザー層を拡げてまいりました。多くのお客様に支えられ、リピート率が高い商品です」と話す。

20年近く販売されていたとは意外だった…。印象的な「梅よろし」という名前の由来に関しては、「『梅は体によろしい』からきています。近年、お客様の健康意識はますます高まっています。『梅よろし』は体にうれしい、こだわり素材の黒酢、梅エキス、クエン酸を使用し、毎日の健康維持を意識されているお客様向けの『おいしい健康サポート飲料』として、通年で販売しております」(前出・担当者)とのこと。


■「山でしか買えない」噂の真相は…

スーパーやコンビニでは見かけないが、どこで販売されているのか。「全国のダイドー自販機で通年展開している商品ですが、販売状況等により、取り扱いのない自販機もございます。また、ネット通販でも取り扱っております」(前出・担当者)。

梅よろし

自販機での販売に絞っているようだ。なお、販売エリアに関しては、戦略的理由から詳細は明かせないとのことだったが、買える場所のヒントを教えてくれた。

「都心部よりは地方のほうが販売されている自販機は多いです。ただ、特に山間部にある自販機での販売が多いということはございません。どのダイドー自販機で販売されているかも楽しみにお探しいただけると幸いです」(前出・担当者)。

地方のほうがゲットしやすいかもしれないが、山の自販機でしか買えないわけではないようだ。最後に、今回ネット上で話題になった感想を尋ねると、前出の担当者から、「日頃『梅よろし』をご愛顧いただいている多くのお客様のお声を拝見し、話題にしていただけたことは大変光栄で、非常にうれしく思います。発売開始から19年のロングセラー商品ですが、これからも幅広い世代のお客様に、長く愛され続ける商品としてお届けできればと思っております」という回答が寄せられたのが印象的だった。

これからも、梅よろしはたくさんの人に支持されることだろう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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