異例の「新設踏切」、4年の役目を終えて撤去となります。

道路バイパス新設にあわせて高架化

近畿日本鉄道は2023年6月5日(月)、大阪府富田林市で高架化工事が進められている近鉄長野線の喜志~富田林0.9kmについて、完成・使用開始を10日(土)と発表しました。

この区間には、市内の道路東西軸として県道・美原太子線の「粟ヶ池バイパス」が整備されましたが、近鉄と交差することから、同時に近鉄を高架化して立体交差する事業が行われました。

昨年に上り線が高架化し、今回の下り線の完成をもって完全高架化となります。

ちなみに粟ヶ池バイパスが先に開通したため、近鉄とは暫定的に踏切で平面交差することとなりました。国の方針で踏切の新設は一般的に認められないため、今回のケースは異例となります。その「レアケース」な踏切も、4年の役目を終えることとなります。

近鉄長野線(乗りものニュース編集部撮影)。