チームへの影響力、寄せられる期待も絶大である大谷とトラウト(C)Getty Images

 敵地での7連戦を終え、現地時間6月5日(日本時間6日)はゲームの無かったエンゼルス。前日までの2カード、ホワイトソックスには2勝1敗と勝ち越したものの、アストロズに対しては1勝3敗と黒星が上回る結果となった。

 同地区で上位を行くライバル球団との差を縮める、大きなチャンスととらえられたアストロズ戦だったが、初戦から先発投手が打ち込まれる展開が続き3連敗。大谷翔平も2戦目にマウンドに上がっており、6回を投げ被安打9、5失点で今季2敗目を喫した。4戦目こそ、グリフィン・キャニングが好投し救援陣と共に相手打線を1得点のみに抑え、大谷の決勝打で2-1と辛勝したものの、チームの貯金も1つとなるなど厳しい4連戦となった。

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 この結果を受け、米メディア『FANSIDED』が6月5日アストロズ戦負け越しとなった要因について論じるトピックを配信。同メディアは「3つの失敗」があったと見解を綴っており、その中の1つにチームの「顔」である両主力の不振を挙げている。

 トピックでは「4試合で計12得点の打線の迫力不足」、「先発投手の早い回での失点」の他、打線の主軸であるマイク・トラウト大谷翔平の内容について「2人ともあまりにも圧倒されてしまった」と評した。

 その上で「マイク・トラウトは15打数わずか1安打という今季最悪のシリーズとなった。3四球を奪い、1打点を挙げたが、ランナーを置いた場面で激しく苦戦し、週末を通して劣勢が続いた」として、背番号27のパフォーマンスに苦言を呈した。

 さらに大谷に関しても、3戦目での4安打や4戦目では試合を決める適時打を放った結果は評価しつつも「4安打を放ったことは結局負けた試合でのものだった。他の3試合では13打数2安打」とこちらも物足りなさを指摘。また「そのうちの1本が決勝点となったが最初の2試合でまだチャンスがたくさんあったのに及ばなかった」と言葉を並べた。

 同メディアは今回のトピックの締めくくりとして「このチームがチャンスを得るには、この2人がスーパースターでなければならない。特にトラウトはそうではなかった。私たちは今週末それを目撃することとなった」と記している。

 チームへの影響力、寄せられる期待も絶大である大谷とトラウト。現地6日からはカブスマリナーズを相手にエンゼルスタジアムでの連戦となる。本拠地での戦いで心機一転、目の覚めるような打棒発揮を期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

不振が目立った大谷翔平&トラウトに現地メディアが苦言「この2人はスーパースターでなければならない」