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テネシー州に住むメロディ・サッサー被告(47)が嘱託殺人などの罪で逮捕・起訴された。NBC NEWSによると、サッサー被告は出会い系サイトMatch.com」で知り合った男性の妻の殺害を殺し屋に依頼し、ストーカー行為も行なっていたという。

「無作為か、偶然に見える必要がある。もしくはドラッグを仕込むとか。長い調査は要らない。彼女は最近、新しい夫と同居するようになった」

これは、今年1月11日にサッサー被告がダークウェブ経由でヒットマン斡旋サービスにアクセスし、書き込んだ依頼文の一部だと、NBC NEWSが報じた。報酬として9,750ドル(約136万円)相当のビットコインが提示されており、この計画を把握した当局は、ターゲットであるジェニファー・ウォレスさんの夫デヴィッドさんに警告したという。

デヴィッドさんは、依頼人の可能性がある人物としてメロディ・サッサー被告の名を挙げていた。2人はMatch.comで知り合い、一緒にハイキングをする友人だったという。昨年11月、彼デヴィッドさんが別の女性と婚約したことを告げると、サッサー被告は「2人とも崖から落ちて死ねばいいのに」と吐き捨てたと、6日に公表された宣誓供述書に記されている。

また、サッサー被告はスマートウォッチのGPS機能を悪用し、ウォレス夫妻の居場所を監視。家に突然現れたり、嫌がらせ電話をかけるなど、ストーカー行為をしていたことも明らかとなった。

3月になって、未だにターゲットであるジェニファーさんが生きていることに業を煮やしたサッサー被告は「2カ月と11日待ったけど、まだ仕事は完了していない。他の人に頼む必要があるのでしょうか。任せておいていいのですか?いったい何が遅れているの?」とサイト管理者に苦情を送っていたという。

サッサー被告は先月18日に嘱託殺人を計画した罪で逮捕・起訴された。有罪になれば、最高で10年の刑が科されるという。今週8日には初めて出廷が予定されており、何を語るか注目が集まっている。