ヒットを量産する吉田。このまま行けば新人王は間違いないだろう「(C)Getty Images

 現地6月5日(日本時間6日)、ボストン・レッドソックス吉田正尚は本拠地で行われたレイズ戦に「5番・DH」で先発出場。4試合ぶりの無安打に終わり、チームは敗れた。

 この日は快音が聞かれなかったが、今季ここまで打率.312ア・リーグ3位)、7本塁打、33打点の記録を残し、MLBの舞台で躍動している。レッドソックスが5年総額9000万ドルの大型契約を締結した際には、一部の現地識者から批判的な声も上がったが、ヒットを量産する吉田の姿に現地は“手のひら返し”状態のようだ。

【動画】これぞ類まれな打撃センス! 吉田正尚の特大7号アーチをチェック

 米スポーツサイト『FANSIDED』も現地時間6月2日、「マサタカ・ヨシダはレッドソックスが期待するスーパースターである」とのタイトルで特集記事を配信し、ここまでの“マッチョマン”の活躍ぶりを称えている。

 同メディアは記事の冒頭で「レッドソックスのマサタカ・ヨシダは、MLBルーキーイヤーで全く期待を裏切ることなく絶好調だ。レッドソックスのチームメイトからは『マッチョマン』、元チームメイトからは『和製バリー・ボンズ』と呼ばれる日本生まれのヨシダは、その偉大さをMLBで存分に発揮している」と記載し、リーグ3位の打率を残している吉田を高評価していた。

 また、吉田が今シーズン残している高いスタッツに注目。「ヨシダは打率.312長打率.500、出塁率.389(現地2日時点)を記録している。wOBA(打者の攻撃力を測る指標)は.386、wRC+(得点創出能力、リーグ平均値は100)は142で、全打者の中でトップ15に入るという印象的な数字だ。また、ヨシダのようなタイプの選手にとって7本のホームランは十分すぎるほどで、シーズンで20〜25本程度のペースである」と数字を紹介し、好調な打撃を解説した。

 後半には「マサタカ・ヨシダは間違いなく長期間にわたって偉大な選手であり続けるだろう。彼は絶大な出塁率をもたらす完全無欠の打者である。パワーがあり、コンタクトがあり、そして素晴らしい選球眼を持っている。彼がボストンですでにファンの人気を集めている理由がよくわかるだろう」と同メディアは記載し、“マッチョマン”の活躍ぶりを絶賛した。

 MLBで輝きを放つ“マッチョマン”のプレーに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「完全無欠の打者だ」吉田正尚の“天才的”な打撃を米メディアが激賞!「間違いなく偉大な選手であり続ける」