このたび横浜高島屋では、モーリス・ユトリロの生誕140年を記念して、「白の時代」に描かれたユトリロの代表作を中心とした展覧会を10年ぶりに開催いたします。

パリを描く画家として日本で最も人気のある画家の一人、モーリス・ユトリロ(1883-1955)。

彼は奔放な母親に育てられ、孤独な少年時代を過ごしました。子供の時から飲酒をはじめ、10代でアルコール依存症になってしまいます。その治療のために絵を描き始めたのですが、すぐにその才能を発揮。最初はやや暗い色調で風景画を描いており、その時代は「モンマニーの時代」と呼ばれ、本展にも数点出展されています。そして、1908年頃から「白の時代」が始まります。「白の時代」には白が印象的な建物や壁が多く描かれており、絵の具に石膏や砂などを混ぜてリアルな質感を出しています。本展では全盛期の白の時代の作品を中心として初期から晩年まで国内で所蔵されている貴重なコレクション約70点を展示いたします。まさに生誕140年記念にふさわしい特別な展示をお楽しみください。

  • 本展のみどころ

みどころ1. 貴重な国内コレクション約70点が集結

みどころ2. 全盛期の白の時代と呼ばれる作品が30点以上

みどころ3. 横浜高島屋では2013年以来10年ぶり

モンマルトルのノルヴァン通り (1910年頃)  (C) Helene Bruneau 2023
《可愛い聖体拝受者》、トルシー=アン=ヴァロワの教会 (エヌ県)(1912年頃) (C) Helene Bruneau 2023
モンマルトルのラパン・アジル (1911年頃) (C) Helene Bruneau 2023
ラヴィニャン通り、モンマルトル(1940-42年頃) (C) Helene Bruneau 2023
クリニャンクールのノートル =ダム教会(1911年頃)  (C) Helene Bruneau 2023
ブール=ラ=レーヌのスペイン皇女の館(オー=ドゥ=セーヌ県)(1915年頃) (C) Helene Bruneau 2023
ラパン・アジル、モンマルトルの サン=ヴァンサン通り(1910-12年頃) (C) Helene Bruneau 2023
パリのサン=セヴラン教会 (1910-12年頃)       (C) Helene Bruneau 2023
  • 展覧会詳細

パリを愛した孤独な画家の物語 生誕140年 モーリス・ユトリロ展

■2023年9月13日(水)→10月2日(月) 

■ご入場時間:午前10時~午後6時30分(午後7時閉場) 

※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)

■横浜高島屋ギャラリー

<入場料>一般1,200円(1,000円)、大学・高校生1,000円(800円)、中学生以下無料

※(   )内はプレイガイド各社の前売の料金

<主催>モーリス・ユトリロ展実行委員会

<監修>松沢寿重(新潟市新津美術館 館長)

<特別協力>エレーヌ・ブリュノー(モーリス・ユトリロ委員会会長)

<横浜高島屋HP>https://www.takashimaya.co.jp/store/special/mauriceutrillo/index.html

※前売券を販売しております。詳しくは、横浜高島屋HPをご覧ください。

ユトリロは、フランス国家の勲章やパリ市民賞といった栄誉を得ながらも、彼の人生は幸せとは縁遠いものでした。

母親であり画家でもあるシュザンヌ・ヴァラドンは、自分の恋愛を優先してユトリロの育児を放棄したため、寂しいユトリロは幼少期から飲酒を覚え、生涯を通してアルコール依存症を患っていました。

ユトリロの絵が売れ始めてからは、ヴァラドンはユトリロの友人であり画家でもあるアンドレ・ユッテルと結婚。

ヴァラドンとユッテルは、ユトリロの絵を売って儲けたお金で贅沢な暮らしを始めます。

ユトリロは51歳のときに、5歳年上の女性であるリュシー・ヴァロールと結婚しますが、家に閉じ込められたまま絵の制作を続けていたと言われています。

■お問い合わせ:横浜高島屋 045-311-5111(代表)

配信元企業:株式会社高島屋

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