米ドーナツ・ファストチェーン店にてドライブスルーの注文窓口に1匹のアライグマが現れた。アライグマが周囲を警戒しながら窓口の真下で待っていると、店員が慣れた様子でドーナツを1つ手渡した。このユニークなやり取りの一部始終を捉えた動画は5月7日にSNSに投稿され、2200万回以上再生される大反響を呼んだが、同月31日に米ニュースメディア『TODAY』などが伝えて話題となっている。

この大注目を集めた動画は、米ドーナツ・ファストチェーン『ダンキンドーナツ(Dunkin’ Donuts)』を訪れたサマンサ・ジェーン・ガプティルさん(Samantha Jane Guptill)が撮影したものだ。フロリダ州にある店舗にやって来たサマンサさんは、ドライブスルーを利用するために車の列に並んだ。

列は順調に進み、サマンサさんの順番が来たので注文窓口に車を進めようとすると、目の前に1匹のアライグマが現れたのだ。動画の中でサマンサさんは「いったい何なの!? あのアライグマはダンキンドーナツが食べたいのね!」と驚いている。アライグマゆっくりと注文窓口の方へ向かって歩いており、もっと近くでアライグマの様子を確認するため、同乗していた運転手の男性はそろりと車を前に進めた。

アライグマは近づいてくる車を警戒しながらも、注文窓口の真下でおとなしく待機している。するとドーナツを1つ手にした店員が現れた。店員は窓口を開けるまでに何か手元で作業をしていたようで少し時間が掛かっているが、その間もアライグマは文字通り首を長く伸ばして辛抱強く待ち続けている。

そしてようやく窓口が開くと、店員は持っていたドーナツをアライグマの方へ差し出した。するとアライグマは両手を伸ばしてスムーズにドーナツを受け取ると、口に咥えて近くの茂みの方へ足早に去っていった。

サマンサさんがこの動画を5月7日にTikTokやFacebookなどのSNSでシェアすると、瞬く間に拡散された。コメント欄には「ダンキンドーナツはこれをCMにした方がいいよ」「店員はドーナツを投げるかと思ったけど、礼儀正しいアライグマに手渡しをしているのがいいよね」「なんてお行儀の良いアライグマなの」「店員もアライグマも手馴れているし、このやり取りは初めてじゃないでしょ」「絶対常連客だな」など、アライグマと店員の微笑ましいやり取りに感心する声などが寄せられている。

ちなみに今年1月には、寒さで線路に急所がくっついてしまったアライグマが、鉄道職員に救出される瞬間を捉えた動画が話題を呼んでいた。

画像は『Samantha Jane Guptil 2023年5月7日付TikTok「#Raccoon at #Dunkin proves that EVERYONE RUNS ON DUNKIN」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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