世界的に有名なバービー人形は、将来の人類月面旅行のために、宇宙服の耐久性を調べるためのテストモデルとして奮闘中だが、日本のリカちゃん人形もついに宇宙飛行士への道を切り開いたようだ。
2023年秋に、宇宙服を身に着けた「あこがれの宇宙飛行士 リカちゃん」が販売予定だという。
このリカちゃんは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙飛行士と同じデザインのブルースーツを着用しており、宇宙時代の幕開けを感じさせてくれる素敵なリカちゃんだ。
「日本の少女たちがより身近に感じられるようなファッションドール」として1967年に登場したリカちゃん人形は、今だ国内で根強い人気を誇っており、企業の広告キャラクターなどタレントとしても活動している。
リカちゃんは、『Be Colorful! みつける、じぶんの夢』をコンセプトに掲げ、子どもたちに夢を見つけるお手伝いをしている。
今年の2月にはJAXAで史上3人目となる女性の宇宙飛行士候補が発表された。
さらに、宇宙航空分野に民間企業が続々と参入し、ロケットの打ち上げやISS(国際宇宙ステーション)滞在ミッションに民間人クルーが参加するなど、宇宙でのお仕事はより身近なものとなりつつある。
そこでリカちゃんは、新たな職業の選択肢となるであろう「宇宙飛行士」になったのだ。
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「あこがれの宇宙飛行士 リカちゃん」は、子供たちがこれまで以上に、宇宙や自然科学領域に関心を持るための助けになってくれることを願って開発されたという。
JAXAの宇宙飛行士と同じデザインブルースーツ
リカちゃんが着用しているスーツは、JAXAの宇宙飛行士が着用しているブルースーツと同じデザインで、胸元のネームタグには、リカちゃんのフルネーム(香山 リカ:LICCA KAYAMA)が入った特別感のある仕様となっている。
また、星型のイヤリングや星マークの入ったスニーカーを着用しているほか、宇宙に関する本をイメージした紙小物が付属するなど、小物にも宇宙モチーフを散りばめてある。
子供たちのあこがれの仕事の上位に「宇宙でのお仕事」がランクインされる日も近くなりそうだ。
希望小売価格:4,180円(税込)
発売予定日:2023年秋
対象年齢:3歳以上
商品内容:人形(ドレス、イヤリング、下着着用)、クツ、紙小物
パッケージサイズ:約W125×H265×D40mm
取扱い場所:全国の玩具専門店、百貨店・量販店等の玩具売場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」takaratomymall.jp等
ちなみにリカちゃんの公式InstagramやTwitter、Youtubeチャンネルで日々情報を発信中なので、そちらの方もチェックしてみよう。
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時代に乗っかりつつ、昭和の懐かしい時代のレトロ感も忘れていないリカちゃん。
みんなはリカちゃんと電話でお話することができるサービスがあるのを知っているだろうか?実はこのサービス、50年以上も前から続いていて、なんと今でも利用することができるんだそうだ。
私も小さいころ電話した記憶があるけれど、今も続いていたなんてびっくりだよ。
1968年の開設当初から3か月ほどは、生身の社員がリカちゃんとして電話対応してくれていたそうだが、途中から自動応答に変更されたという。
将来的にはリカちゃんにAI搭載し、話し相手にとかなってくれたりしちゃうのかもしれないね。
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